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浦「宮城、元気ですかー！」


「 「 いえーーーーい！！」 」


宇「いやー、7月入りましたね」

浦「入りましたねぇ、もう今年も半年終わったじゃん、」



MCに入り、すぐにはけると
同じタイミングではけてきた真司郎と手を合わせる。

スタッフさんに髪を直してもらいながら
汗を拭く、パタパタと仰いでもらって
暑い、と一言つぶやく。



すると、後ろから肩に何かが掛けられる。


「やだ、あつい…」

與「ええから、」

「…、バレてる？」

與「バレとる。」




ライブ、イベント、ライブの繰り返しで
寝不足から、風邪気味だったのを
ひた隠しにしてきてたのに、
なんだかバレてたみたいで、


ただ、本当に大したことなかったのに。


與「汗ひいたら冷えるやろ」

「あは、ありがとう。」

與「ただ、柄っがらやけどな」

「本当だ(笑)」


真司郎が使ってた衣装の上着を肩にかけたまま
ステージへと笑いながら戻る、




秀「…おい、サスペンダーコンビ」

「はあ、アハ！はい？」

秀「はい？じゃないわ、なにそれ」

「きゃ！」

與「めっちゃ柄(笑)」

西「あれみたい、なんだっけ、…ペアルック！」

浦「ペアルックだと、ここ全員ペアルックだから(笑)ペアではなくなってる(笑)」



ふるふる、と無言で首を振ってる真司郎に
横から抱き寄せられて、
客席から悲鳴に近い歓声があがる。


西「なにその、俺の。みたいな顔」

「にっしーがやきもち妬いてるよ、真司郎」

秀「どっちに妬いてんの(笑)」

西「A！！」

浦「なんでだよ！(笑)やっぱり出来てんのかお前(笑)」


苦笑いを浮かべてる真司郎は無言のまま首をまた振っていた。
それに笑うメンバーと、
與ーー！と駆け寄ってくるにっしー。

その隙に、と真司郎の元から離れて実彩子ちゃんの近くに行くと、ぎゅっと強く抱きしめられる。

可愛いーー！と声の上がる客席、


浦「女子はこんなんでも可愛いって言われんの羨ましいよな」

千「リーダーもどうぞ？」

浦「…、」


私に向けて手を広げる直也くんに、
手を振りながら大丈夫です！と答えると
ほらー！と悔しそうに言う直也くん。


秀「そういうことじゃねーじゃん！(笑)」

浦「そうだった(笑)」

「直也くんに可愛いよ大丈夫！」

浦「なにが大丈夫なんだよ！(笑)」

「大丈夫大丈夫！(笑)」

日「てか、未だにいちゃついてんじゃねーよそこ！」


にっしーと真司郎が未だに
ちょっかい出してたのを横目に、
私は久々に大笑いしたのだ。


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