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富士急のライブも無事終わり、
メンバーはそれぞれ焦点をソロ活動へと向けていた、
もちろんその間も、グループの活動は疎かになってるわけではない。
そんな中、私は、
11月から始まるトークショーへの打ち合わせに事務所に来ていた。
「はい、あー、そこは…いや、そうじゃなくて」
電話越し、今回トークショーのひとつの目的でもある
ミニアルバムの件もあり、
音楽関係のスタッフと電話をしながら、
私は事務所の休憩室にある
自販機の前で相手との会話を広げていた、
携帯をかざして、
光る自販機のボタン、
ボタンを押そうとした瞬間、
後ろから伸びてくる腕。
ガタン、と物が落ちてくる音。
「ちょっ、…え、」
振り向くと、見知った顔がにっこりと笑っていた。
『どうかしました？』
「あ、いや、大丈夫です！」
『じゃあその方法で進めておきますので、ジャケットと合わせて、』
「はい、また！連絡させていただきますね、」
ぷつり、と終話ボタンを押して
再び後ろにいた、自販機のボタンを押した人の方を振り向く。
「…大輝。」
工「ごめん(笑)」
「電話してたんだけど？」
工「気づかなかったんだよ、ごめんって。」
「もー、…まぁいいや。」
工「ご馳走さまです。」
「奢るなんて言ってないよ！」
工「あーでももう押しちゃったし。」
「…工藤大輝。」
工「ご馳走さまです先輩。」
「うわぁ〜可愛くないなぁ！」
仕方ない、と思いながら
自分の分を買って、休憩室の椅子に座ると
少し離れたところに座る大輝。
工「そうだ、富士急お疲れ様。」
「ん、ありがとうー、」
工「オーラスの次の日テレビで見たよ。」
「あ、本当？」
工「あの風船すごかったね、めちゃくちゃ綺麗だった。」
「でしょー？」
工「無事に終わってよかったね。」
「無事、ね。」
工「ん？」
「ん？」
雰囲気を変えてしまったことに自分でも気づいた、
私でも気づいてしまうことに、
あの、大輝が気づがないわけがない。
少し笑った顔から、
急に真顔になって、いつも見てる表情になる。
工「なんかあった？」
「その顔やめてよ、」
工「公表してないやつだ。」
「てことは？大したことじゃないってことでしょ？」
工「逆逆、公表できないくらいってこともあるだろ。特にAなんかそうじゃん。」
「…そんなこと、」
工「そんな信用ない？」
→
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ちい - 更新きてくれてありがとうございます！！また読み返して最新話が更新されててとても嬉しくありがたいです！ (2020年6月16日 0時) (
レス) id: 41d72408da (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - ちいさん» 遅くなりまして申し訳ありません、コメントありがとうございます。そう言って頂けて嬉しいです＊まだ少し続くと思いますので、お付き合い頂けると嬉しいです！また覗きに来てやってくださいね！ (2020年5月25日 1時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
ちい - めちゃめちゃ最高です！！何ていうのだろう、、めちゃめちゃ文書が分かりやすいし胸キュンするし、3150で、4回読み直してます！更新楽しみにしてます！！ (2020年5月21日 15時) (レス) id: 9cfad6f983 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rio
| 作成日時：2019年9月14日 1時
