p e r f e c t _ 5 (ページ39)

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ファンの子との交流もあり、
正直なところ、今日の１日目は
フリータイムという形だったが、
明日、そして明後日のライブ形式のイベントは
ここが本番みたいなところがあった、

フリータイムが終わり、
ファンの子とのイベントも終われば、
撮影を挟んだりして、
バタついた目まぐるしい時間が過ぎていく。

やっと慣れてきた英語と日本語の行き来に、
時間があれば、英語の勉強でもしようかな、なんて
思い始めた頃、

ざわついてるスタッフ間。

何かトラブルでもあったのだろうか、
不思議そうに思っていると、
先輩と目があって、慌てた様子で駆け寄ってくる。

「どうかしました？」

『明日使うメンバーの靴がないの、』

「え、…荷物預ける時にはありましたよね？」

『向こうの空港の時はあったはずなんだけど、』

「…、まさか、空港に置いたままですが、」

『わからない、今早急に確認してもらってるんだけど、』

日本を出る時の空港には、
何人もで確認したから、必ずあったはず、

荷物を受け取って来なかったのか、
そんなことあるはずない、

でも、今ここにないことは確かで、
慌ただしくなっている衣装班を、先輩と少し離れたところで見ている、
空港と連絡をとっているみたいで、

チラッと時計を確認する。

( 時間はまだある、)

なんだか、前もあったような感覚。

「…万が一もありますから、靴揃えておきますか、」

『今から行ける？』

「メンバーのサイズも把握してます、時間はギリギリですが、」

『ちょっと待って、確認してくる。』

間に合わなかった、じゃ済まされない。
だったら、間に合わなかったことも考えて、
間に合ったら間に合ったでいいじゃないか、

妙に冴えてくる頭の中、
あの時のことが頭に過ぎって、

判断は、正しくなってるはず。

『いこう、Aちゃん。』

「はい、…あ、」

連絡をとってるスタッフも含め、
全員が行ってしまうと間に合った時のことを考えたら、
私と、先輩だけで言った方がいいはず、

そう思っていると、

「…言葉、通じるかな、」

『……、なんとか、行けるんじゃないかな、』

圧倒的に不安はそこになる。

そんな時だった、

日「なんかあった？」

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