256 ( side Atae. ) ページ29
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宇「Aっ、」
「実彩子ちゃん、ただいま。…ちあちゃんは？」
千「…おかえり、真ちゃんもいたんだ。」
與「俺はさっき会っただけ。」
宇「本当に大丈夫なの？怪我とか、ちゃんと診てもらったよね？」
「大丈夫だよ、ごめんね、心配かけて。」
2人でエレベーターロビーで話したあと、
心配していただろう女子の部屋まできたら、
案の定、部屋の前でそわそわとしてた実彩子がいて、
Aと俺を見つけた瞬間に、千晃に声をかけて外とまで出てきた。
Aは、足のことはみんなには話さないでほしいと、念を押され、
無事に終わったら直也くんに話すことを条件に、その話を飲んだ。
もちろん、途中でなにかあるなら、
すぐに話すからな、と一言言って。
心配をかけたことに、不安を持っていたAやから、
足のことも話したら、メンバーがきっとさらに心配してしまう、
そうすれば、Aの責任の負担にもなるやろうし、
俺にちゃんと話してくれたから、
足の痛みもない、ってことを考慮して、
実彩子や千晃に話すことはやめた。
よほど心配してたんやろうな、
さっきから宇野はAの体を心配して見ているけど、
多分俺が気づいた違和感に、気づかなかったらきっとAの足のことには気づかない。
１つ心配なのは、
その足をかばって、反対の足に負担がかからないかや。
人の体は無意識に庇うことをするから、
気づかないうちに、バランスが崩れることもある。
それは、Aが自分で気づかないとわからない。
( 俺もちゃんと見てないと、また無理するから )
頑固なAのことやから、
きっとこれ以上言っても、ラチがあかないと思って飲んだ条件。
俺も、不安なところはあるけど、
今はただ、無事に明日のライブが終わることだけや。
「ありがとうね、真司郎。」
與「ん、ゆっくり寝てな。」
宇「Aのことはちゃんと見てるから大丈夫よ。私も、千晃もいるし。」
千「任せてー、」
與「よろしくな、…じゃあおやすみ。」
「おやすみ、」
パタン、と閉じる扉。
少しの違和感に気づかなかったら、
誰にも言わずに無理したんやろうな。
( 本当に、気づけてよかった、 )
明日のライブが、
何事もなく、無事に、
終わるように祈って、
俺は部屋へと思っていった。
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ゆう - 読んでてメンバーがこんな事言いそうとか共感して時間忘れて読んじゃいました！ これからも頑張って下さい！ (2020年1月19日 22時) (
レス) id: 740b20218b (このIDを非表示/違反報告)
ささみ - 更新お待ちしておりましたよ！気軽に描いてくださいね (2019年6月2日 22時) (レス) id: 45f78a918e (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - ななさん» ありがとうございます(*´∀｀)今後もよろしくお願いします！ (2019年5月8日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - ＥＹさん» いつもありがとうございます(｀▽´)これからもよろしくお願いしますっ＊ (2019年5月8日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - まやさん» コメントありがとうございます(*´∀｀)更新ゆっくりで申し訳ないです、これからもよろしくお願いします！ (2019年5月8日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rio
| 作成日時：2019年2月18日 19時
