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富士急ライブ、最終リハーサル。

今日は本番と同じように、
ステージの最終確認も含めたリハーサルだ。






なのに、



「雨だ〜、…おはようございます〜」




雨降るグループ、なんて言われたのはいつだろう、
初の野外ライブなのに、リハーサルから雨で、
スタッフさんから、これでリハーサルするの？ってレベルで厚着をさせられた女子メンバー。


「もこもこだ。」

宇「千晃顔見えてないよ。」

千「大丈夫、私からは見えてるよ。」



雨の中、リハーサルは進んでいく。
その中で、今回の注目ポイントでもある
10メートルのクレーンを動かしているのを
みんなで見上げる。



浦「恐い、あんな所乗れない。」

「…たっか、」

浦「揺れてるよ、だって」




あまりのクレーンの高さに
メンバーも圧倒されてしまって、
いつもははしゃいでリハーサルを行うのに、
唖然としたまま上を見上げてる。




「いやぁ、…上がってる〜」

西「お前じゃないじゃん動いてるの、今はクレーンの検査だけ。」

「それでもやだよ〜、あれ乗るの、」




高所恐怖症を公言してる私はさながら、
そうでもないメンバーも、
さすがに10メートルの高さに
顔が引きつっていた。


そんな中、雨も止まずのまま、
リハーサルはスタート。




ステージでのリハーサルは、
細かな部分まで、メンバーもスタッフも、
最後まで念入りにチェックしていく、


その途中のこと。





メンバーが、あのクレーンに乗る時が来た、




浦「ねぇ、超恐いんだけど」

千「めっちゃ高い〜〜」

秀「うわっ、こえ〜びっくりした今。」



分けて交代で乗っての確認、
三人が終われば、また三人、


真司郎から実彩子ちゃんのクレーンに
スタンバイしてしまうというミスもあったが、
なんとか終えて、最後に交代。



「あ〜やだやだやだ、あ〜あ〜！あぉ！」

西「うるさいこの人〜」

「うわぁ高い恐い〜無理！」



浦「A、ほら、前向いて、目の前には、みんながいっぱいー？」

「いない！いないよ！無理！」




本番があまりに不安なクレーンのリハーサルだったけど、
なんとか終えて、
雨の中、三時間のリハーサルを終えたメンバー。


やっとのことで、1日目のリハーサルを終えた。



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