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富士急ライブリハーサル2日目。

昨日の雨もなかったかのように、
本日は晴れました。


本番も降らなきゃいいんだけど、と
空を見上げてると
青い空が急に真っ暗になる。



「なーによぉ、」

西「何見てんの？」

「うーん、未来かな。」

西「…明日晴れるといいな。」

「無視！てか、わかったんなら言わないでよ。」




目元を隠したのはにっしーで、
今から本番と同じように通しでリハーサルをするんだけど、
トロッコに乗り込む前に、二手に分かれて
トロッコの前で説明を聴き終わったところだ。


私は、にっしー、実彩子ちゃん、だっちゃんの三人と同じトロッコ。



『それではみなさん一旦乗り込んでくださいー、一回回ってから、通しでやりたいと思うので、
一回目の時に、通路の配置とかも確認お願いしまーす。』




今回、このトロッコで登場してスタート。

まだ衣装は着てないけど、
いったん通しでのリハーサルがスタートする。



日「どうぞー、」

「あらどうも。」

宇「日高くんこういうところ紳士よね。」

日「普通だろ普通。」

西「あらどう、っあー！なんで！」

日「お前は自分でやれ(笑)」




だっちゃんが、乗り込みのカードをあげて待っていてくれる。

トロッコだったりでだっちゃんと一緒になると
必ずこういうことしてくれてるし、
なんなら、ドアも開けてくれるし、
椅子だって引いてくれることもある。

自然と出来てしまうところがちょっとだけ憎いというか、
うちのグループの中で、唯一って言ってもいいくらい
女子には紳士だ。




日「高さ大丈夫そう？」

「うーん、今は。本番はなんとかなりそうだけど、この上は高いなぁ、」

日「宇野もいるし、無理して乗ることは無いと思うよ。」

「うん、あとで実彩子ちゃんに話してみる。」




トロッコに乗り込んでから、高さと通路の配置の確認をしている。

トロッコには、さらに上に登るところがあって、
流石にそこに行くと、高さも際立ってしまうから、
ちょっと不安なところもあったけど、
幸い実彩子ちゃんが一緒だから、
私が無理して登ることもないし、



宇「あと不安なのは、最初のスカートがどこまで着くかだね、」

「それ、確認したいんだけど、先にできないかな」



女子は、最初最初のスカート丈が長い。
それが、トロッコから降りる時や、
階段を上る時などの不安が多々残るね、と
実彩子ちゃんと話して、
一回目のトロッコの確認が終わった。




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