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音が切れる感覚、
ふと、顔をあげれば真っ白い部屋に一人。
「 結局お前は、誰が好きなの。 」
「 自分が悪いんだよ、もう何も知らないから 」
「 いつでも味方でいたいけどもう無理だわ。」
「 結局変わらないね。」
「 もう泣いたって、誰もそばにいないよ。 」
「 また不安にさせんねやな。 」
違う、私は。
＊ ＊ ＊
『…、A！』
「ぅわ、…びっくりした？」
『こんなところで待ってないで、中にいてくれてよかったのに。』
「あ、ううん、大丈夫。それより、大丈夫そうだった？」
『うん、予定はずらせたから、明日の夜だけど、時間あけてもらったよ。』
「…ごめんねほんとに、」
『Aが作るものなんだから、Aが納得いってないとだしね。向こうも妥協してこないだけだなら、大丈夫、気にしないの。』
レコーディングが延期になった。
なんだか、レコーディングした全てに納得がいかなくて、
自分で作ったもののはずなのに、
自分の気持ちが乗らなくて、
スタッフの人にも相談して、明日また気持ちを切り替えてレコーディングという形になった。
不甲斐ない、その言葉に尽きる。
『なんかあった？』
「え？…うーん、なんだろ、」
『Aがこんなことになるのは珍しいからね、特にレコーディングなんてそう。』
「…でも全部が言い訳になっちゃう気がするから、」
『たまにはいいんじゃない。…Aだって人間なんだから。』
「ふふ、なかちゃんはやっぱ強いなぁ。」
『このくらいじゃないとあなたのマネージャーは勤められません。』
マネージャーのなかちゃんとは、
あまりプライベートの話はしなかったりするけど、
長いことわたしのマネージャーとして
そばにいてくれたからだろうか、
なんとなくいろいろなことにも察しが良くて。
真司郎と喧嘩した時も、だっちゃんの時の方も、
もちろんにっしーの時のことも、
気づいてはいるんだろうけど、
わたしが強くありたいってのを知っているから、
自分から仕事以外のことは口を出してこない。
「…、自分が好きなだけじゃどうにもならないってことあるんだよね、って思って。」
『ん？』
「…思われるのは嬉しいんだけどなぁ。」
『…モテるねぇ、Aは。』
「もー！そういうんじゃないの！」
→
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ゆう - 読んでてメンバーがこんな事言いそうとか共感して時間忘れて読んじゃいました！ これからも頑張って下さい！ (2020年1月19日 22時) (
レス) id: 740b20218b (このIDを非表示/違反報告)
ささみ - 更新お待ちしておりましたよ！気軽に描いてくださいね (2019年6月2日 22時) (レス) id: 45f78a918e (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - ななさん» ありがとうございます(*´∀｀)今後もよろしくお願いします！ (2019年5月8日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - ＥＹさん» いつもありがとうございます(｀▽´)これからもよろしくお願いしますっ＊ (2019年5月8日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - まやさん» コメントありがとうございます(*´∀｀)更新ゆっくりで申し訳ないです、これからもよろしくお願いします！ (2019年5月8日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rio
| 作成日時：2019年2月18日 19時
