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現代の方のシーンが撮り終えると、
次のシーンは、着飾る為、お互い準備に時間がかかった。
幸い、さっきまでのシーンに時間を取られなかったのが良かったのか、
準備もしっかりできて、
衣装合わせの時よりも少しだけ装飾がついたドレスに袖を通す。
やっぱりなんとなくなれない衣装、
衣装合わせの時にはなかったティアラと、
編み込んでもらった髪、
鏡を見ながら、小さくため息。
「…なんか、恥ずかしい」
でも、衣装さんが絶対綺麗だから！と
押してくれた衣装、それに、
真司郎だって、可愛いって言ってくれた、
よし、と意気込んでは、
先程のスタジオとはまた違うセットへと
足を進めた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「うわー！すごい！」
『衣装、水色だからセットは統一して白にしてみたけど、…うん、正解だったね。』
「…綺麗、」
『Aちゃんも綺麗だよ、花嫁だねぇ』
「あはは、やめてよ(笑)」
真司郎が来るまで、セットを見回りながら
まるで本当のお城の中のようなセットに
心なしか興奮していた。
一国の姫は、ここで恋した人と再会し、
王子だった彼と結婚する。
その運命は、現代にも続き、
何回も何回も巡って、出会い、
また恋に落ちるのだ。
「だっちゃんも凄いよな〜、こんな事考えられるんだもん、」
『恋でもしてるんじゃない？』
「え、だっちゃんが？」
『うん。それくらい、素敵な歌詞だったし』
「うーん、…そうなのかなぁ？」
元々わたしはこういう話をほとんどしない。
経験もまぁ少ないし、大した話もないからというのもあるけど、単純にそういう話を
人にする事がないからだ。
だから、メンバーの恋愛事情なんて、
知らないことばかり。
みんないい年だし、それくらいはあると思うんだけどなぁ、
…気にはなるけど。
そんなことを考えていると、
入り口のほうから、女の人の歓声が上がるのが聴こえて、振り返ると、
衣装合わせの時より、イメージを合わせてきた
タキシード姿の真司郎が立ってた。
「…うわぁ、」
思わず出た言葉。
様になりすぎてて、こっちが緊張する。
與「うわぁ、はないやろ。」
「いや、…凄い似合うなと思って」
與「褒めとんの？」
「もちろんです。…、」
與「何？なんか言いたそうやん」
「…かっこいいなと思って。」
そういうと、はいはい。と照れたように笑う。
MVの撮影も終盤だ。
→
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rio(プロフ) - HWJ98yGIRs5Sragさん» コメントありがとうございます！！にっしーはperfect_というお話で別のお話があるので、よかったらぜひそちらを見てくださると嬉しいです！本当にコメントありがとうございます。 (2018年2月25日 21時) (
レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
HWJ98yGIRs5Srag(プロフ) - Nissyバージョンも見たいです。 もし良かったらNissyバージョンも書いてください。 (2018年2月25日 15時) (レス) id: a4a7a47dac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rio
| 作成日時：2017年11月25日 17時
