133 ( side Hidaka. ) ページ45
.
日「おらーついたぞ。」
「まだのむ〜」
日「うるせぇ、とっとと寝ろ(笑)」
マ「日高さん、すみません。」
日「大丈夫大丈夫、ちょっと置いてくるから、タクシー止めてて。」
マ「わかりました、」
飯もとい、飲み会を抜け出して
Aの家へと置きにきた。
マネージャーがついてきたのも、
多分撮られるのを警戒してだろうし、
さすがに送り狼なるつもりはねぇけど、
一応ってところだろう。
日「A〜、水置いとくぞ」
「ん、ありがとう、」
日「あ、起きた?大丈夫か?」
「平気ー、…ちょっとトイレ」
日「はいはい、」
部屋に入ると、昔来た時と変わらない部屋。
一人では広すぎる部屋に住んでるのは、
昔母親もここに住んでたからだ。
一部屋空いてて寂しいんだー、と
話されたことがある。
ふと目に入るAの携帯、
タイミングよくうつるのは数件の通知、
その中にメンバーの名前もあって、
俺は少し考えてからその携帯の画面を伏せる。
「…だっちゃんごめん、ありがとね」
日「俺は大丈夫だけど、…なんかあったんなら話せよ?」
「ふふ、うん。大丈夫、…遅いし、気をつけてね。」
日「タクシー止めてるから、そろそろいくわ。」
「うん!…マネージャーにもお礼しといて、」
日「了解。」
玄関でそんな話をしてると、
ピコン、と後ろから独特な携帯の通知。
それに振り向いたA、
「…こんな時間に誰よ(笑)」
日「千晃も気にしてたし、メンバーじゃね?」
「あー、…酔っててほとんど覚えてないや」
携帯を取って、玄関に戻ってくると
千晃だったー、と一言。
目線は携帯のまま、少しして表情が
明るくなるのがわかった。
日「どーした?」
「ん?いや、真司郎からも来てた。」
日「そ、…」
「…ふふ、」
心が荒む。
俺はAの手を引いて、よろけたAを抱きしめた。
「だ、…だっちゃん、どうしたの。」
日「…いつんなったら、Aの目に俺は写んの。」
「え、…」
驚いて声を裏返らすA。
身体を離して見つめれば、明らかに動揺した瞳。
違う、そんな顔してほしいんじゃない。
日「なんてな、冗談もわかんねーくらい酔ってんじゃん(笑)」
「び、っくりした…もう!」
日「じゃあ、早く寝ろよ?」
「うん、ありがとう!」
俺の言葉で笑みを浮かべるA。
俺は、その顔が好きなんだ、
その笑った顔が好きだ。
でも、…全部を独り占めしたい。
軽く手を上げてタクシーへと戻った、
→
550人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
rio(プロフ) - HWJ98yGIRs5Sragさん» コメントありがとうございます!!にっしーはperfect_というお話で別のお話があるので、よかったらぜひそちらを見てくださると嬉しいです!本当にコメントありがとうございます。 (2018年2月25日 21時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
HWJ98yGIRs5Srag(プロフ) - Nissyバージョンも見たいです。 もし良かったらNissyバージョンも書いてください。 (2018年2月25日 15時) (レス) id: a4a7a47dac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:rio | 作成日時:2017年11月25日 17時