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顔を覗かせたのは、
歌番組のプロデューサー、
ほかにもいくつか番組を持ってるから、
打ち合わせがあってもおかしくない。
いつのまにか寝てしまってて
起きたばかりの私にはまだあまり理解ができてなかった。
隣を見れば、完全に仕事用の笑みを浮かべでいる秀太。
みんなも、おはようございます。と一言。
『よかったー、近くで打ち合わせがあってさ！』
『すみません、足をお運びさせてしまって。』
『いや、いいんだよー、久々にみんなに会えたからね！』
マネージャーとそんな話をしながら、
みんなの方を向くと、明らかに目があったのに逸らされる。
『…宇野ちゃーん、久々だね！』
宇「あ、はい、…お久しぶりです。」
『またCD出たら出て欲しいなー』
宇「もちろんです、その際は宜しくお願いします！』
宇野ちゃんと話しながら、肩に手を置くプロデューサー。
触らないで、と心の中で叫ぶ。
マネージャーが、スタッフも呼んできます。と頭を下げながら、楽屋を出ていくと、さらに明らかになる態度。
『…宇野ちゃんはソロデビューしないの？』
宇「いや、私はまだ…」
『そっかー、残念だなぁ。宇野ちゃんより先にバックの子が来ちゃうからさー、俺はいつでも宇野ちゃんまってるよ？』
宇「でも、…Aはうちの自慢の、」
『本当はにっしーだけでよかったんだけど、にっしーの引き立てになるからさ！』
「っ、…」
" 引き立てる "
私の一番嫌いな言葉、どうあがいても、どんなに頑張っても、メインの3人というのは、
昔から変わらない。仕方ないこと、でも、私は、いや私も他のみんなも、頑張って、認められ始めてたのに。
西「Aを引き立てに使ってるつもりはありませんよ。」
にっしーが隣で強くいう、
その声にメンバーも驚いて、プロデューサーさんが少し焦ったようににっしーの方を向く。
『でも、…にっしーだって宇野ちゃんが出た方がいいでしょ？いつも一緒に歌ってるし、合わせやすいと思うんだ。引き立てになってる彼女には、できないし、それに、俺だって、宇野ちゃんが出て欲しい、きっとみんなそう思ってる。』
みんな、そう思ってる。
" なんでメインの宇野ちゃんを差し置いて。"
それも、そうだよね。
私が歌ってるところなんて、
誰が聞いてるか、わからない。
「…、私、降ります。」
口から出た声は、
あまりにもか弱かった。
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rio(プロフ) - HWJ98yGIRs5Sragさん» コメントありがとうございます！！にっしーはperfect_というお話で別のお話があるので、よかったらぜひそちらを見てくださると嬉しいです！本当にコメントありがとうございます。 (2018年2月25日 21時) (
レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
HWJ98yGIRs5Srag(プロフ) - Nissyバージョンも見たいです。 もし良かったらNissyバージョンも書いてください。 (2018年2月25日 15時) (レス) id: a4a7a47dac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rio
| 作成日時：2017年11月25日 17時
