100 ( side Atae. ) ページ11
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ふと目に入ったAの手。
その指には、MVに使われていた指輪がはめられていた。
交換したから俺のサイズの指輪は、
Aにはやっぱり大きくて、
でもその指輪は綺麗な指にはめられていて、
アクセサリーを普段つけないAが
つけていてくれてると思わなくて
少し驚いた。
與「つけてんねや、」
「うん、」
與「…ほっそいな。」
「一応女の子なんですー」
唇を尖らせてから、そっぽ向くA。
ただただ本当可愛くて、告げてしまいそうになる気持ち。
携帯を眺めているAの
前から見つめてると、
見過ぎ。と一言。
少し赤くなってる顔に、期待してしまうのは
俺の勝手やから。
「…真司郎は、運命って信じる？」
與「運命？」
返事したところで、Aのソロ曲の話かとわかった。
巡り巡って何度も運命の人と出会う、そんなAの曲。
信じるか、と言われるとわからないけど、
與「まぁ、どうやろ。信じんのもええんとちがう？」
「ん？」
與「それが運命というなら、それはそれでええと思うけど。」
「ふむ。」
與「…なんか恥ずかしいな。」
「案外ロマンチストだねー」
與「うるさいうるさい。」
巡り巡って何度も出会えるなら、そりゃあ運命だろうけど。
こうやって、出会って側にいれることも運命なんじゃないか、そんなことを思う。
「…真ちゃんと出会えたのも運命かもね？」
同じことを考えていたのに驚いて、
はいはい、といつものように照れてあしらう。
與「そういや、にっしーとテレビでんねやろ？」
「あー、…うん、まぁ、」
歯切れの悪い返事。
笑顔だったAの顔が一気に暗くなって、
変なこと聞いたか、と一瞬考える。
與「…、なんかあった？」
「え？ないよないない！緊張してるの！」
すぐに笑顔になるA。
またその癖か、と口を紡ぐ。
何か嘘をつく時、必ずAは下を向く。
メンバーにもバレてはいるけど、
全然治らんからすぐにわかる。
ただこういう時は、下手に口を出すと
絶対に口を割らなくなるから、そっとしておくことが多い。
頑固やし、言わんことが多いから、
昔よりこういう時はAと話すのが難しい、
昔はよく言い合いの中心にいたのは
Aと俺、それに対してにっしーと実彩子ちゃん。
それはそれで、気持ちがわかるから
よかったんやけどな、
まぁ、とりあえずは様子見やなと、頭を撫でる。
Aは小さく微笑んだ。
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rio(プロフ) - HWJ98yGIRs5Sragさん» コメントありがとうございます！！にっしーはperfect_というお話で別のお話があるので、よかったらぜひそちらを見てくださると嬉しいです！本当にコメントありがとうございます。 (2018年2月25日 21時) (
レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
HWJ98yGIRs5Srag(プロフ) - Nissyバージョンも見たいです。 もし良かったらNissyバージョンも書いてください。 (2018年2月25日 15時) (レス) id: a4a7a47dac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rio
| 作成日時：2017年11月25日 17時
