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ぐらぐらと体を揺らしてくるにっしー、
お酒の入った身体を揺らされるのは正直堪えるけど、
私もそこまで泥酔してるわけではわかったし、
今回は楽しくて雰囲気に酔ってるっていうのもあったから、
どんどんと周りが酔っていくのを見て笑っていた。
西「A〜、しんじろーがいじめる。」
與「にっしーくっつきすぎやねん!離れて!」
西「いーじゃん別に!真司郎だって、同じだろ!」
「も〜、うるさいよぉ。静かにしなって、にっしーは飲みすぎ、」
まるで兄弟喧嘩。
いつもはあまり酔わずに、ある程度まで飲んだら
切り替えるにっしーも、
今日はなんだか羽目を外してる様子で、
というか、秀太と直也くんに飲まされた感じなんだろうけど、
飲ませた本人たちは二人でスタッフを巻き込んで楽しそうにしているし、
こっちにきた二人の方はすでに気にしてない。
私の声も聞こえてないのか、
二人は肩越しに騒いでるし、
両端に座ってたちあちゃんと実彩子ちゃんは
おかしそうに笑ってたのに、
実彩子ちゃんはいつのまにか別のところに行って
自分のマネージャーとスタッフと話してるし、
ちあちゃんに至っては
ジョッキを片手にそんな様子を動画に撮ってる。
與「もうにっしーいやや。」
「まぁまぁ、にっしーも飲んでて、…にっしー?」
ぎゃーぎゃーと騒ぎ立てるように言葉を発していた二人、
と思った途端、にっしーは黙ったまま私の背中に
顔を乗せて動かなくなった。
「え?寝た」
西「…、ち、…い。」
「なに、どーしたの?」
西「きもちわるい、」
「え!?ちょ、…待って!ごめん、真司郎、っ」
ピクリとも動かなくなったにっしーは、
小さく" きもちわるい "と背中越しに一言、
思わず寝転がっていた真司郎を退けて、
にっしーの腕を掴み上げて部屋を出た。
* * *
西「うぅ、ごめん、」
「大丈夫?」
西「へーき、…久しぶりにびっくりした、」
貸し切りだったからいいものの、
こんなの見られたら危なかったであろう顔色のにっしーを
男女兼用のトイレに押し込んだ。
少しして、少し顔色の良くなったにっしーに
ペットボトルの水を渡すと
ものすごく申し訳なさそうな顔をしたから
それにつられて笑ってしまった。
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rio(プロフ) - 林檎印さん» いつもありがとうございます(^o^)!後輩くんが出てくると何故だかいい雰囲気ではなくなってしまう…波乱の幕開けみたいな感じですね!(笑)こらからも頑張っていきますので、今後もよろしくお願いします! (2019年2月11日 2時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - 宇宙飛ぶペンギンさん» 度々申し訳ありません( ; ; )変換できなかった箇所、確認させていただきました!別の方法で変換できるようにいたしました、ご指摘ありがとうございます、助かりました( ; ; ) (2019年2月11日 2時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
宇宙飛ぶペンギン(プロフ) - rioさん» コメント返信ありがとうございます、そして確認して頂いてありがとうございました(;_;)これからも楽しみにしています! (2019年2月11日 2時) (レス) id: 4bd4b0b0ab (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - 宇宙飛ぶペンギンさん» コメントありがとうございます!確認してきたのですが、特に変換できなかった場所がなかったので、何かのバグかと思われます(;;)お役に立てず申し訳ありません…!アプリの方でも確認したのですが、変換されてたので何度か更新して頂けると幸いです( ; ; ) (2019年2月11日 2時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
宇宙飛ぶペンギン(プロフ) - いつも楽しく拝読させて頂いています。228話の颯くんの「本当にそんなことがあるなら」の所が2箇所、名前変換できないのですが…他はできるので、そこだけだと思います… (2019年2月11日 2時) (レス) id: 4bd4b0b0ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:rio | 作成日時:2018年10月25日 23時