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携帯の画面に映し出される通知を
スライドすると、スタンプから始まって、
その後二文だけ入っていた。
Aお仕事溜まってると思うので帰りますね、ご飯作っておいたので、時間があったら食べてください。
A忙しいと思うけど、無理しないでくださいね!
ん？と思い立って、部屋のドアを開けると
さっきまでいたAちゃんがいなくて、
綺麗に畳まれている洗濯物だけがリビングにあった。
朝のラインでは、明日お店が休みなので、と
流れ的には泊まっていく感じだったので
多分そうだと思ったんだけど、
俺のあの態度で、気を遣ってくれたのがすぐにわかる。
秀「うわぁ…やっちまった、」
ぐしゃぐしゃと髪を乱す。
部屋とリビングの間にしゃがみこむと、
こぼれるのはため息で、
秀「…くそー、」
多分、怒ってるわけではない。
俺を心配してくれての行動なんだろうけど、
やってしまった後、後悔先に立たずというのはこういうのや、なんて思ってしまって、
うまくいかない時に、さらに積み重なった結果。
返せないままのライン、
部屋に戻ってベッドへと身体を投げる。
うつむきのまま眺める携帯画面に映し出されるのは、
心配してくれてる言葉に、
浮かぶ、Aちゃんの優しい顔で。
そのまま、俺の意識は薄く夢の中へと落ちていった。
＊ ＊ ＊
秀「おはよ、」
宇「おはよー、あれ、どうしたの。」
秀「んあ？なにが。」
宇「…いや、いつにも増してご機嫌良くないなと思って。寝起き？」
秀「んー、…やることあんのにギリで寝落ちた、」
次の日、着信音で目が覚める。
そのまま寝落ちてしまってて、
マネージャーの電話で目が覚めた。
バタバタと支度して、車に乗り込んだ瞬間に気づく、
昨日のライン返せてない、ということ。
メンバーとの撮影の日、
控え室に行けば宇野と、千晃と、
秀「あれ、西島いんの？」
千「うん、先に来てたよ。」
秀「ふーん、…めずらし。で、どこいんの？」
俺がそういえば、宇野と千晃は顔を見合わせて、
困ったように笑っていた。
秀「なに、その笑顔。」
千「強制保護。」
秀「は？」
千「…疲れすぎちゃって、それ顔に出てたからさ、…連れてかれたの。」
それでわかるでしょ、と千晃はゆるく笑っていた。
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rio(プロフ) - smileharu1130さん» コメントありがとうございます！ここだと色んな秀太くんを書かせていただけるので、とても楽しいです！今後もぜひお楽しみしててください＊また覗きにいらしてくださいね！ (2019年3月25日 0時) (
レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
smileharu1130(プロフ) - ふてくされる秀ちゃんもデレる秀ちゃんも可愛いすぎます… (2019年3月24日 12時) (レス) id: a6a6da5361 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - なさん» 遅くなり、大変申し訳ございません！ありがとうございます、ここの2人はThe純愛で進んでいきます〜！！ (2019年3月5日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - 萌奈さん» ありがとうございます！ゆっくり更新しますね〜！楽しみにしておいていただけると嬉しいです！ (2019年3月5日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
萌奈(プロフ) - 楽しみにしてます！ (2019年3月5日 22時) (レス) id: 498687d901 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rio
| 作成日時：2018年10月22日 1時
