44. ( side Hidaka. ) ページ46
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ぱち、
ふと、目が覚める。
辺りを見渡したらまだ暗くて、
朝が来てないことを示していた。
体調は相変わらず優れない、
ぼーっとするのはまだ熱がある証拠だし、
でも心做しかだるさが少し軽くなった身体を起こして、
携帯の画面を見たら、夜中の4時前を示していた。
日「あれ、あいつ、…どこいったんだ、」
声があまりでなくて、
喉が渇いているのが分かる、
それでも今は、
どうしようもない空虚感に襲われて、
掛け布団を引きずるように持ってリビングに行けば
ソファに体を預けて眠っているAを見つけて、
なんだか心がホッとしていた。
( よかった、まだいた、)
安堵に、ぽっかりと空いていた心の空虚感が
じわじわと隙間を埋めていく。
変な夢を見ていた気がする、
でも内容なんて覚えてなくて、
それでも、なにかを失う夢だった、
ソファに座って器用に眠ってるAの横に身体を下ろせば、
人の温もりにどんどんと安心していく自分がいて、
何もかけずに寝ていたAにも布団をかけてから自分もその布団にくるまった。
ベッドで一人でいた時よりはるかに温かい。
少しずつ目が覚めたことによって冷静になっていく頭と、
それでもベッドに戻ることをもう考えてない俺の頭の中に、
あぁ、朝起きたら、
なんでベッドで寝てないの!なんて
怒られるんだろうなぁ、と思いながら俺は目を閉じた。
何かを失う夢をみた、
手離したくないもの、
それが、物だったのか、人だったのか、
はたまた見えないものだったのかは
俺にはその時わからなくて、
目が覚めて、Aの隣で眠った後に見た夢は、
たしかに俺の中でひとつの "____" を
掴んだ夢だった。
初めて、夢を見ることの怖さを知って、
人の温もりを感じて眠ることが、
こんなにも安心することを知った日。
これがまだ、俺にはわからない一つの自覚。
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rio(プロフ) - ひーさん» コメントありがとうございます(*`∀´*)だいぶ進んできました〜!これからも楽しみにしていただけると嬉しいです!よろしくお願いします! (2019年1月3日 1時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - きましたね〜楽しみです! (2019年1月3日 1時) (レス) id: 3bb3b1d8ec (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - ひーさん» コメントありがとうございます!ありがとうございます〜!まだまだお話は続きますので、これからもよろしくお願いします(*`∀´*) (2018年12月15日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - あきさん» コメントありがとうございます!遅くなってしまってすみません(´._.`)他メンはまだ出るつもりですが、後輩くんはこちらのお話には出てくる予定は今のところはありません、ですが別のお話には出てきてますのでよかったら見てくださいね* (2018年12月15日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - 黄色さんのキュンキュン大好きです!待ってます! (2018年12月11日 0時) (レス) id: 3bb3b1d8ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:rio | 作成日時:2018年9月7日 20時