37. ( side Hidaka. ) ページ39
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季節の変わり目ということと、
ライブのリハが怒涛に重なったりして、
そこにソロも詰めたこともあり、
珍しく体調を崩した、本当に久しぶりに。
生本番が一番なこの仕事で、
体調を崩すなんてことあってはいけないのはわかってるけど、
どうも気が抜けてしまったんだろう、
そんな時を狙って風邪をひいてしまった。
不甲斐ない、
とりあえずキムラに連絡して、
先延ばししても大丈夫そうな仕事は後回しにして、
自宅で大丈夫そうな仕事だけこなしていたけど、
体調は回復せず、ついに熱まで上がってきた。
それが、あいつの店にいく前の日、
その日も体調がすぐれなかったこともあり、
まさかパスポートが入ったカードケースを忘れてしまうなんて失態もしたが、
なんとかAが預かっててくれるらしくて、
明日取りに行く、なんて行った矢先、
ベッドから起き上がれないまでに身体がだるくて、
冗談のつもりだった、
家に持ってきて、なんて言ったら、すぐいく。と
来てくれたA。
憎まれ口も叩かれるけど、あまり気にならない
病人を目の前に、いつもより優しい気がする。
そりゃそうだ。
買い物もしてきたのであろう袋を掲げて
家に来たAは、今キッチンにいるらしい。
大人しく熱を測り直したら昨日より熱は上がってるし、
あー、このまま死ぬのかな、なんて思いながら
ぼやける視線に再び人影。
「熱どう？」
日「…ない。」
「嘘つけ(笑)…はぁ？こんなあんの？てか薄着すぎ、もう一枚羽織って、」
日「うん、…なぁ何つくってんの？おれそっちいい？」
「ダメだわ。出来たら持ってくから、大したものじゃないけど、食べないよりマシでしょ。」
日「そっちいきたい、」
「…なにどーしたの、大丈夫だから、すぐ持ってくるから待ってて。」
風邪を引いたらなんとやらだ、
アラサーにもなって独り身の心には、こういう時
優しくしてくれる人の温かさを知るなんてよくいうけど、
そんなことあるもんかと思っていた頃の俺を殴りたい。
ベッドに再び体を沈める。
あの仕事片付けてなきゃ、とか
そういえば後回しにしてもらったあれ、いつになったんだろう、
そんなことばかり頭の中を過ぎる。
い そんなことを考えていた俺の頭は、いつのまにか夢に落ちていたらしくて、
再び声がかかるまで浮上しなかった。
→
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rio(プロフ) - ひーさん» コメントありがとうございます(*`∀´*)だいぶ進んできました〜！これからも楽しみにしていただけると嬉しいです！よろしくお願いします！ (2019年1月3日 1時) (
レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - きましたね〜楽しみです！ (2019年1月3日 1時) (レス) id: 3bb3b1d8ec (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - ひーさん» コメントありがとうございます！ありがとうございます〜！まだまだお話は続きますので、これからもよろしくお願いします(*`∀´*) (2018年12月15日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - あきさん» コメントありがとうございます！遅くなってしまってすみません(´._.`)他メンはまだ出るつもりですが、後輩くんはこちらのお話には出てくる予定は今のところはありません、ですが別のお話には出てきてますのでよかったら見てくださいね＊ (2018年12月15日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - 黄色さんのキュンキュン大好きです！待ってます！ (2018年12月11日 0時) (レス) id: 3bb3b1d8ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rio
| 作成日時：2018年9月7日 20時
