26. ( side Hidaka. ) ページ28
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Aを途中で見かけてから一時間近く経った、
仲良いラッパーの子が、ステージに上がっても
なんだか気分は向かなくて、
上から降りてくる人を見かけるたび、
( あいつまだ上いんのかよ、 )
そんなことを思う。
休みなんじゃねーの？
俺が来るときは、いつだってカウンターの向こうにいて、
嫌味ったらしい言葉投げつけてきたりするくせに、
その " イケメンな上司の友人 " というのは
どんなもんなのか。
休みの日にわざわざ来てまで会いたいやつなのか。
気持ちはそんなことばかりで、
なんとなく癪に触る。
それだけ。
そんな時、見慣れた後ろ姿を見かけて、
さっき注がれたばかりのグラスを置いて
その姿を追った。
追いかけていくと、その姿は
あの日俺が酔いつぶれた時に寝かせてくれてた部屋へと向かっていたように見えた。
少しふらついてる身体、
思わず後ろからその腕を掴むと、
顔色の悪さに驚いてしまった。
「まだいたんだ、」
日「まぁな、…てか顔色悪。大丈夫？」
「大丈夫、飲みすぎただけ、」
日「だけ、って言えることなの？飲まされたの？」
「お父さんも来ててね、でも大丈夫もう帰ったし、ちょっと寝たら治るから。」
日「あー、この前んところいくの？連れてくよ。」
「え？大丈夫だって、別に。」
日「いーから、」
少し強めに腕を引くと、
頭の片隅にあった部屋への道のりを歩く、
いつもだったら憎まれ口を叩かれるはずなのに、
酔いからなのか、大人しく付いてくるAが、
後ろから小さめに声をかけた。
「ねぇ、」
日「ん？」
「…機嫌悪い？」
日「はぁ？」
かけられたAの言葉に、
思わず声が上ずって出る。
自分でも、気づいていなかった、
( 機嫌が悪い？俺が？ )
なんで。
そんなわけない、
お酒、知り合いのラッパーの演出、友達、仲間、
自分の気分を高めることしかないはずなのに、
ただ、癪に触ることがあっただけで。
俺が、機嫌が悪くなるなんてことない。
日「んなわけねーだろ、てか、そんなこと気にしてんなら自分の顔色気にしろって。」
「…それならいいけど、」
日「お前がそんなおとなしいと調子狂う。」
「え、なにが、」
日「 そいつの前では、俺の知らないお前でいるわけ？ 」
→
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rio(プロフ) - ひーさん» コメントありがとうございます(*`∀´*)だいぶ進んできました〜！これからも楽しみにしていただけると嬉しいです！よろしくお願いします！ (2019年1月3日 1時) (
レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - きましたね〜楽しみです！ (2019年1月3日 1時) (レス) id: 3bb3b1d8ec (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - ひーさん» コメントありがとうございます！ありがとうございます〜！まだまだお話は続きますので、これからもよろしくお願いします(*`∀´*) (2018年12月15日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - あきさん» コメントありがとうございます！遅くなってしまってすみません(´._.`)他メンはまだ出るつもりですが、後輩くんはこちらのお話には出てくる予定は今のところはありません、ですが別のお話には出てきてますのでよかったら見てくださいね＊ (2018年12月15日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - 黄色さんのキュンキュン大好きです！待ってます！ (2018年12月11日 0時) (レス) id: 3bb3b1d8ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rio
| 作成日時：2018年9月7日 20時
