14. ( side Hidaka. ) ページ16
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笑って直也くんの頭を撫でてるA。
あーあー、随分優しい顔してますわ。
俺そんな顔知らんけど。
目の前で繰り広げられてる、メンバーと仲良い女友達の接触。
別になんとも思わないけど。
こんな仲よかったなんてなぁ、と
自分の中でひしひしと湧く執着心に嫌悪感。
これはわりといつものこと。
でもそれは例のごとく気にはしない。
そんなん気にしてたら、世の中きりがないのはわかってる。
日「それで?俺を呼んだのはなんのため?」
浦「だから、Aが日高と知り合いだって言うから」
日「俺もあそこ通ってるからね。」
浦「の割には俺と会わないね?」
日「直也くん全然来ないんじゃない?」
浦「そうとも言う!というか、Aともマスターとも外で飲むもんね?」
「まぁそうですね、あんまりお客さんって感じしないからなぁ」
浦「それマスターも言ってたわ〜一応お客さんなのよ?」
外で、か。
俺そういやないな。
会うのは基本あの場所で。
薄暗い箱の中、ド派手な音楽と、うるさい人声と、音楽が流れてる偽りのあいつを見てるだけ。
今直也くんの隣にいるのは知らないA。
そんな可愛い格好するんだな。
座ってギリギリなスカートなんか履いてくんなよ、
見えんぞ、こら。
日「直也くん、あんまり絡むと犯罪になるよ」
浦「Aが20歳超えたからもう大丈夫!」
日「そういう問題じゃないよ〜(笑)」
浦「あれ、Aいくつだっけ。」
「ちょうど一回り違うんですけど、」
浦「うそ!そんな離れてたっけ?ていうから大人になったな〜」
そりゃ、こんな色気もつくわ。と
直也くんは目の前のグラスを開けていく。
直也くんはメンバーの中でも交友関係はかなり広い、
俺みたいに、仕事関係ではないところで。の話だ、
そういう意味では俺も交友関係は広いけど
直也くんみたいに、プライベートでとなると、
圧倒的に直也くんの方が顔が広い。
こんな年下の前でも、自分をさらけ出してる直也くんは正直すごいと思うけどね。
日「ずっとあんな感じ?」
「私が来た時にはもうね。」
日「あ、最初からいたんじゃねぇんだ?」
「うん、最初は。店が休みだからって聞いたら呼ばれた(笑)」
日「そういうことね、…というかこっちおいで、絡まれるよ。」
「もう遅いよ〜、まぁいいや、そっち行こ。」
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rio(プロフ) - ひーさん» コメントありがとうございます(*`∀´*)だいぶ進んできました〜!これからも楽しみにしていただけると嬉しいです!よろしくお願いします! (2019年1月3日 1時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - きましたね〜楽しみです! (2019年1月3日 1時) (レス) id: 3bb3b1d8ec (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - ひーさん» コメントありがとうございます!ありがとうございます〜!まだまだお話は続きますので、これからもよろしくお願いします(*`∀´*) (2018年12月15日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - あきさん» コメントありがとうございます!遅くなってしまってすみません(´._.`)他メンはまだ出るつもりですが、後輩くんはこちらのお話には出てくる予定は今のところはありません、ですが別のお話には出てきてますのでよかったら見てくださいね* (2018年12月15日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - 黄色さんのキュンキュン大好きです!待ってます! (2018年12月11日 0時) (レス) id: 3bb3b1d8ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:rio | 作成日時:2018年9月7日 20時