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目が覚める、
ゆっくりとクリアになっていく視界と、
酷く痛む頭は、昨日の名残だ。
辺りを見渡さなくても
ここがどこだか分かって、
意識が落ちる前まであったその温もりは
今では何もかもなかったかのように消えていて、
私はため息をつく。
「ていうか、ここ内鍵だったはず…、」
外から入ってこれないように
内鍵しかないこの部屋。
唯一鍵を持ってるのお父さんだけで、
私さえも借りた時以外は鍵は持ってないのに、
どうやって帰ったんだろう。
とりあえず自分の部屋に戻ろうと
部屋から顔を覗かせると
昨日の朝方まで騒いでいた音もなくなって、
静寂な廊下を歩く、
『あ、Aさん、』
「うん？…あーー、昨日はありがとう、」
『いえ、大丈夫ですか？最後見なくなっちゃったから、』
「大丈夫大丈夫。あ、そうだ、外鍵かけてくれたの誰？私中で寝ちゃってさぁ、マスター来た？」
『あ、そういえば…、日高さんがマスターと話してましたよ？たしか、ここ閉まる前くらいなんで、Aさんが降りてきてから少し経ったくらいだったんですけど、』
「あーー、そうなんだ…、わかった。ありがとう」
日高くんはお父さんと連絡が取れる、
たぶんわざわざ連絡を取って外鍵掛けてくれたんだろうな、
日高くんが帰る頃は私も覚えてないから、
多分寝落ちちゃったんだろうけど、
なんか悪いことしちゃったな、
昨日の服のままだし、
早いところ部屋に戻ってお風呂に入ろう、
急ぎ足で家に戻ると、
案の定お父さんがリビングで寝ていて、
あの後ここ仕事に戻ったんだろうなと想像がつく。
そっとブランケットをかけてから
私は起こさないようにお風呂場へ。
身体を流して、髪を洗ってから一括り、
湯船に浸かって、目を通してなかった携帯の画面にはいくつもの通知。
その中に日高くんからの連絡も入っていた。
skyhi.足大丈夫?痛みあったら病院行けよ。
そういえば、昨日捻った足首はあまり痛みを感じてなくて、
水面から足を出せば、赤紫に色が変わっていたけど、
幸い痛みもなくて、
Aおはよー、昨日はありがとう。
A足は大丈夫そう、ご心配をおかけしました。またきてね。
飾れない返信、
会いたい、なんて言ったら
驚くだろうな、
思ってても言葉に出来ないから。
私はただ、彼が来るのを待つだけ。
それでも、幸せなの。
→
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rio(プロフ) - ひーさん» コメントありがとうございます(*`∀´*)だいぶ進んできました〜！これからも楽しみにしていただけると嬉しいです！よろしくお願いします！ (2019年1月3日 1時) (
レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - きましたね〜楽しみです！ (2019年1月3日 1時) (レス) id: 3bb3b1d8ec (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - ひーさん» コメントありがとうございます！ありがとうございます〜！まだまだお話は続きますので、これからもよろしくお願いします(*`∀´*) (2018年12月15日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - あきさん» コメントありがとうございます！遅くなってしまってすみません(´._.`)他メンはまだ出るつもりですが、後輩くんはこちらのお話には出てくる予定は今のところはありません、ですが別のお話には出てきてますのでよかったら見てくださいね＊ (2018年12月15日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - 黄色さんのキュンキュン大好きです！待ってます！ (2018年12月11日 0時) (レス) id: 3bb3b1d8ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rio
| 作成日時：2018年9月7日 20時
