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約束の時間は19時だった。
今はその時間をすでに30分を過ぎている、
何度か不安になったけど、
それでも私は残っていた、
優しく声をかけてくれた店員さんと話したり、
時にはSNSに目を写したり、
時間を気にしないようにすればするほど、
針が、時を過ぎさる音が
大きく聞こえてしまうのは、
仕方がない事だとやり過ごした。
いつだって、まっすぐて嘘がなかった、
出会ってから今まで、
西島くんは私に対していつもまっすぐで、
そんな手を、何度も掴めずにいたのに、
それでも西島くんは
私に何度も手を差し伸べてくれた。
ゆっくりと目を閉じる、
今でも思い出せる、出会った時に言われた言葉と表情。
それと同時に、温かくなる気持ちを胸に
私の意識は、
ゆっくりと落ちていった、
.
西「、…A」
じんわりと、気持ちが浮上する。
かけられた言葉は、
まだ理解できなくて、
あれ、名前…呼ばれてる、
なんでそんな事思いながら
目を開けると、
西島くんが、目の前に立ってて、
夢かな、あれ私寝てたんだ、
と少しずつ状況をのみこんでいると
ふいに身体が揺れる。
何度もあったこの温もり。
この温もりに、
私は何度だって救われてきた、
出会ってから何度だって、
私は、西島くんに救われた。
今では、はっきりと言える。
西島くんが、好きだから。
西「ごめん、」
「うん？」
西「時間、俺が言ったのに。めちゃくちゃ待たせた。」
「…あー、あれそんな過ぎてる？」
西「もう8時半過ぎてる。」
「え、うそ、…ここ大丈夫なの。」
西「それは大丈夫みたい、ほんと、待たせてごめんね。」
「ううん、平気。…私の方がたくさん西島くんのこと待たせてた気がするから。」
そんなことを言えば、
わからない、と言ったような表情で目線を合わせてくる。
抱きしめられていた身体を少し押せば
その瞳が、小さく揺れる。
座ろ、と声をかければ、
納得したのか、元に座っていた所に座り、
西島くんはその横に腰を下ろした。
さっきまであんなに大きく聞こえていた時計の針が、
今は小さく聞こえて、
時間が過ぎ去ることを、
拒むみたいだった。
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rio(プロフ) - Takatakaさん» コメントありがとうございます！更新、なかなか出来ず申し訳ありません。もう一つの方のお話の目処がつき次第、新しい枠にて更新させていただきますので、ドキわくしながら待っていてくださると嬉しいです。ありがとうございます(* 'ω')ﾉ (2019年5月13日 0時) (
レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
Takataka(プロフ) - はじめまして、perfect続きがとても気になります、更新楽しみにお待ちしてますし (2019年5月10日 20時) (レス) id: e0f897fd84 (このIDを非表示/違反報告)
shuchia。 - はい、その内twitterの方にも顔を出させて頂こうと思っています!angel_凄く設定が好きです…!!笑これからも頑張って下さい、応援しています。 (2018年12月6日 18時) (レス) id: 8e21e369d0 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - shuchia。さん» コメントありがとうございます。遅くなり申し訳ございません。桃推しなのですね、とても嬉しいです＊桃主体のお話読んでくださったみたいで、ありがとうございます！ぜひtwitterのほうにもお越しいただけたら嬉しいです。これからもよろしくお願いします！ (2018年12月1日 1時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
shuchia。 - 初めまして。いつかコメントさせて頂こうと思っていましたが、勇気が出ず…えっと、rainbow.rainbow+.angel.短編集も読ませて頂いています。桃推しの私でもrainbowや、この小説、愛してます!応援してるので頑張って下さい。 (2018年11月26日 23時) (レス) id: 8e21e369d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rio
| 作成日時：2018年7月30日 22時
