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( side urata. )
出会った頃は、まだ若かったお互い。
ダンスが本当に好きなんだなってわかるくらい、
Aは、そこに固執してたから。
だけど、きれいにハモる歌声。
俺らには直接聞かせてくれたわけではなかったけど、
たまに聞こえる練習したからのきれいな歌声、
にっしーと盗み聞きしてて、
その歌声に、あいつは惚れ込んでいた。
けれど、その歌う姿を俺らの前では見せてくれなくて、
一人で、どんどん溜め込んでいく姿を
幾度となく見て、幾度となく泣いている姿を見た。
まだ、うまくまとまらなかった頃の話。
浦「あの頃は、俺らもまだうまく話し合えなかった頃しか見てなかったけど、Aが歌でってなった時、一人歩きしてる時のAの顔がさ思い浮かんでね。」
「…懐かしいね。」
浦「そうだね、ソロ活動を始めるって話してくれた時の横顔がさ、なんだかあの頃のAと重なっちゃって。その時はもう和解もしてたのに、…心配だったんだよ、」
「直也くんはずっと優しかったもん、だからこそわたしは話しに行けたんだと思うけどね。あの頃のままだったらきっと、また一人歩きしてたと思うよ。」
あの頃とは違う、大人な横顔。
カラカラとグラスを揺らす姿は、
俺が出会った頃のAとは違う、
成長して、大人になった姿のAで。
13年以上も近くにいると
時々わからなくなる、
まだ幼いように思っていても、彼女ももういい大人で。
俺が心配するほど、弱くはない。
浦「今じゃもうお互い30越えだもんな〜」
「出会った時は私10代だもんね。そりゃ尖がってたわけだわ、直也くんみたいに20越えてた人たちにツンケンしちゃうお年頃だよ。」
浦「なにがお年頃、だよ。未だに喧嘩しては泣き言いいに電話してくるくせに。」
「あ！そんなこと言うの？だってさあれは真ちゃんが！」
浦「はいはい惚気はいりません〜。」
惚気じゃないよ！と、ぎゅっと顔をしかめて怒る姿はあの頃と変わらない。
今では、お互い言葉にすることを覚えて、
そして、いい意味で心に留めることを知った。
自然と、お互いの考えてることがわかるから、
それもAの、ううん、Aだけじゃなくて
俺も含めた、メンバー全員が成長できたことだと思う。
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rio(プロフ) - 愁さん» コメントありがとうございました、誤字等に関しては真摯に受け止め直させていただきますね。ありがとうございました。 (2019年1月5日 2時) (
レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
愁 - ご迷惑お掛けしてしまい本当に申し訳ありませんでした。 (2019年1月5日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - 早くよみたくなりました (2018年3月19日 15時) (レス) id: 452fc965d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rio
| 作成日時：2018年3月11日 13時
