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宇「いつも貰ってばかりだったから、なにかあげなきゃ、お返ししなきゃって思っても、やっぱあのメンバーだし、素敵なファンの子ばかりだし、貰ってばかりなの、」
「そんなことないよ、実彩子ちゃんは強くて、いつだってみんなの憧れだから、…わたしだって憧れてる。」
宇「それ！…それが嬉しくて、頑張ろうってなるの。だからさ、…わたしといる時くらい普通の女の子はでいていいんだよ、泣いたって弱音くらい吐きたくなったって、いいじゃん。」
「うん、っ…」
宇「唯一の女の子。それ、忘れないでよ〜？」
ぐしゃぐしゃと髪を撫でられる。
昔はよくぶつかっていた、
だけど今はお互いを支えよう、と必死になりすぎていたのかもしれない。
負けていられない、
劣っちゃいけない、
そればかりで、
頼る強さを、実彩子ちゃんは教えてくれた。
宇「あのね、Aには教えてあげる」
「うん？」
宇「実はね、」
「 ソロツアー、決まったの。 」
驚いて、顔をあげる。
これでやっとみんなにお返しできると思うんだ、
そういう実彩子ちゃんの顔は、
どんな日よりも、強くて、輝いていて、
昔からわたしの憧れの、
宇野実彩子の笑顔だった。
宇「あ、誕生日の時に発表するから言っちゃダメよ？」
「いわ、言わないよ！」
宇「真司郎にもね？」
「はぁい。」
13年、歩んできたメンバー、
紆余曲折あって、
何もかもが幸せとは言えなかった、
辛いこともあった、
それでも、
このメンバーがいて良かったと、
何万回でも思わされた。
宇「さてさて、戻りますか。」
「実彩子ちゃんとこうやってぶつかるの久々だったから、どうしようってなっちゃったよ…ごめんね、」
宇「もう謝らない。…あの頃のようにはもうならせないわよー、なんたって、」
「…ん？」
パタパタと、少し前にかけて
わたしに向けて手を広げる。
宇「Aのこと、大切なメンバーで、大切な友達で、大好きなんだもん！！」
太陽のような笑顔で、
大きな言葉を一つ。
言葉なくても、実彩子ちゃんとなら。
劣らず、立ち続けられる。
「わたしも大好き！！！！」
隣にいるのが、
宇野実彩子で、よかった。
そう思えるようになったのは、
あの頃の私たちがいるから。
happy birthday Mirako!!!!!!
fin.
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rio(プロフ) - 愁さん» コメントありがとうございました、誤字等に関しては真摯に受け止め直させていただきますね。ありがとうございました。 (2019年1月5日 2時) (
レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
愁 - ご迷惑お掛けしてしまい本当に申し訳ありませんでした。 (2019年1月5日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - 早くよみたくなりました (2018年3月19日 15時) (レス) id: 452fc965d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rio
| 作成日時：2018年3月11日 13時
