r a i n b o w _ (ページ12)

今日:8 hit、昨日:10 hit、合計:660,498 hit

9 ページ12

.

「リハ始めるよ～！」

西「さっきまでガチガチだったくせになぁ」

宇「リーダーにＴシャツデコってもらって元気になってたよ(笑)」

西「単純だなぁ、可愛いけど。」

オリンパスホールから始まるライブ。
セットの前に立つとやっぱりテンションは上がる。

『オープニング位置についてもらっていいですかー』

マイク越しにスタッフさんが声をかけると
バラバラと最初の位置に着く。

立ち位置と、バランスを見る。
高い位置に着くといつも思う、

「高い高い高い高い高い高い高い高い、」

西「わ！！」

「うわぁ！！！」

西「だ、大丈夫？(笑)」

「…もうやめてよほんとにぃぃい」

横にいるにっしーに脅かされながら
斜め前にいる真司郎の裾を掴む。

與「にっしーあんまやるなら落とすけど」

西「やめて本気に聞こえる」

與「本気やけど？」

西「やめてやめて！」

「揺れ、揺れる！！やめて！」

高いところが苦手だ。
本番になるとそんなことこと忘れるけど、
やっぱ明るい位置で見るとすごく高くて、
思わず真司郎につかまってしまう。

となりにいる秀太に大丈夫？と聞かれるけど、
今はそんな余裕がなかった。

秀「ジェットコースターが苦手なのも同じ理由で？」

「明るいと風景見えちゃってダメ。」

わからなくもないけどさぁ、と一言。
明日になれば気にならないから、
大丈夫なんだけどなぁ、
リハはやっぱり明るいから、と
息をついて下まで降ろされると安心する。

『西島さん、宇野さん、浦田さんお願いしまーす』

メインボーカルの3人が呼ばれて、
立ち位置を確認し始める。

リハがどんどん進んでいく中、
実感するのは、みんなすごく楽しみにしているんだなぁと、思わずにやけてしまう。

千「楽しそうだね、A」

「うん、前日リハが本当に好き。みんな、明日からファンを楽しめるように、って気持ちが一番高まってる時だもん。」

千「Aは本当にみんなのことが好きだね」

「年々好きになってるよ。」

千「私も。みんなのこと、好きだな」

「…明日から、頑張ろうね。」

千「うん、もちろん。」

何年も、何年経っても、
高め合える仲間がいるのは
やっぱりすごいと思うね。

→