#04 ページ6
増田分かった
増田今日ラジオ収録後でもいい?
ある程度、撮影も撮り終え
ふと携帯を確認するとまっすーからの返信が来ていた
Aうん、大丈夫
増田また連絡する
Aはふぅーっと息を吐く
ちゃんと聞こう、うん。
私は何にビビってんだ
いい大人なんだから
なんて考えていたら
ピコンッ
テゴオケー!じゃ終わったらいつもとこに!
あ、テゴの事すっかり忘れてた(笑)
スタッフ「姫宮さん！撮影以上です！お疲れ様です！」
そんなこんなで今日の撮影は終了した
さぁ、テゴさん待っているから急ぎましょうか！
「ありがとうございます！お疲れ様でした！」
バタバタとスタジオを後にする
カランカラン〜
いつもテゴと飲むときは落ち着いたここのバーと決まっている
手「おつー、何飲む？」
こちらに向かってひらひら〜と手を振っている
「生ビールかな？」
店員さんに生ビールを注文したら急に手越が真面目な顔して聞いてきた
手「まっすーとさ何かあったっしょ？」
「すんごい急に聞くじゃん…」
そのタイミングで注文したものが届く
店員「お待たせ致しました。生ビールでございます。」
「ありがとうございます。」
ビールを受け取り乾杯をし一口飲んで
先ほどの質問に答える
「うん…なんかあったみたい？」
手「なんかあったみたいって何？どーゆうこと？」
意味分かんないって顔しながらグラスに口付ける
「いや、私さ全然覚えてないんだよねー？ハハハ
朝起きたらまっすーが隣で寝ててさ、お互い何も着てなくてビビったよね(笑)」
手「はぁ？何2人付き合ってんの？」
「いや、付き合ってたらこんな事で悩むわけないでしょ！」
手「いつからそんな関係だったの？俺知らなかった…」
2人のこと誰よりも近くで見てるのに知らなかった…なんてぼやきながら拗ねている
「いや、今回が初めてだし、何で拗てんのよ」
手「Aはまっすーのこと好きなの？」
そう質問されて私は困ってしまった…
好き…私がまっすーのこと好き？
いや、嫌いじゃないし寧ろ大好きだけど
テゴが言ってる『好き』はその好きじゃない
そんなことをしばらく考えていたら
手「Aはさ今まで彼氏いたことあるでしょ？」
「そりゃーねぇ？でも本気で好きって思った事はないかなー
皆なんとなーくで付き合っちゃったからさ」
手「そっかなんとなくかー」
テゴがそう呟くからなんとも言えない気持ちになった
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作者名：むん | 作成日時：2018年9月27日 22時
