また君に恋するんだろう (ページ14)

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#12 ページ14

増「あ～お腹いっぱい！ご馳走様～」
美味い！って言いながらご飯を何回もおかわりをし綺麗に平らげた

「お粗末様でした(笑)まっすーコーヒー飲む？」

増「あ、ありがと～って洗い物、俺やるよ！」
そう言いキッチンに駆け寄ってくる

「いいよ～そんなに量無いからチャチャっと終わらしちゃう」

増「いやいや、ご飯作ってもらったからそれぐらいさせて！」

「え～？お皿割らないでよ？」

増「手越じゃないんだから割らないよ(笑)」

「そっか(笑)本当テゴはすぐ割るから困っちゃうんだよね」

増「…Aはソファーで休んでて！あとでコーヒー持っていくから」

まっすーの言葉に甘えてソファーで次のドラマのセリフを覚える事にした

増「はい、コーヒーここに置いとくな」
コーヒーをテーブルに置きながらAの横に座る

「あ、うん、ありがとう」

増「それ新しいドラマの台本？」

「そう、もうすぐ撮影始まるから覚えなきゃいけなくて…」
コーヒーに口を付ける

「あ…甘さ丁度良い」

増「んふふ俺って天才でしょ？」
嬉しそうに微笑みながらコーヒーを飲む

「よく分かったね？私が微糖派なの(笑)」

増「そりゃ、いつもA見てるから分るよ」

「そうなのね、テゴは全然わかってくれないけどね(笑)」
そう言いながら台本を読み直すと

増「…そんなに手越が好き？」
声のトーンを落とし聞く

「へ？…なに言ってるの？」

増「分かってる…Aが手越のこと好きなの。でも今は俺と居るんだから俺の事だけ考えてよ」

「ちょ、ちょっと、何言ってるの？なんで私がテゴが好きみたいになってるのよ！」
慌てて台本を閉じ増田に向き合う

増「だっていつも手越の話ばっかりしてるじゃん」

「…え？そんなに話してる？」

増「……」
下を向き何も言わない

こんなまっすー初めて見た
いつもニコニコしてるのに、私そんなにテゴの話してるかな？

「まっすー？」

増「Aの気持ちに整理つくまで聞かないつもりだったけど待てないわ…俺…本当にAが好きなんだ」
急に抱きしめられてびっくりしてどうして良いか分からなくて戸惑っていた
まっすーの肩が少し震えていた

増「…手越が好きでも良い。2番目でも良いから…」

そう言いながら強く強くでも優しく抱きしめながら呟く

まっすーそんなに私のことを本気に思ってくれてるんだと感じた
そんな姿が不覚にも可愛いと思ってしまった。
この人なら、この人だったら
信じても良いのかな？本気になっても良いのかな？