光と闇 第二章【HUNTER×HUNTER】

NO9 ●ワンピース ページ10

街に着くと、今まで足を踏み入れた事のなかったファッション系のお店が並ぶ通りにやってきた。

「うわぁ〜なんかキラキラしてる…」
初めて見る光景。通り過ぎる人達を見ると、今まで見た事がない様々な服を着た人達ばかりだった。
「エイダさん、ここ凄いね、色んな服の人がいるね」
「ほんとだね！ここでしか見れないような人達ばかりだわ！」
2人でお店に並ぶマネキンを見て回る。
「あ、あんな服もあるんだ、可愛い…」
「どれどれ⁈」
Aの目に止まったのは柔らかいクリーム色と白色の中間色のようなワンピースを着たマネキンだった。
「A、このお店入ってみよ！！」
Aを引っ張りすぐにお店に入るとマネキンが着ていた服を探し始めるエイダ。

「A、あったよ！！」

「いらっしゃいませ〜試着もできるので良かったらどうぞ〜^^」
「試着って何だい⁈」
今まで服を買いに来た事がほとんどなかったエイダが食いつき気味に店員に聞く。
「あーえーっと、買う前に気になった服を着てみる事ができるんです〜そのワンピース、気になるようでしたら一度着てみます⁇」
「そういう事ね！A、これ着てみたらどうだい⁈」
「！はい！」

恐る恐る試着室へ入ると、今着ているシャツとズボンを脱ぎ、ワンピースを着てみる。
「(着方、これで合ってるのかな…)」
目の前にある鏡にうつる姿を目にして自分でも驚く。
「(わぁ〜これ凄い可愛い…私じゃないみたい…)」
「A、どうだい⁈」
外で待っていたエイダが声をかける。
「！エイダさん、着れました、どうかな…」
「「あらま！！！」」

カーテンを開けて出てきたAにエイダも店員も目を見開く。
「A、とっても似合ってるわ〜！凄くいい！！」
両手でガッツポーズをするエイダ。
「えぇ、本当にとってもお似合いです〜！！これとかどうかしたら⁈この服に絶対似合うと思います^^！」
そう言うと店員が店の奥から何かを持ってくる。
「お嬢ちゃん、ちょっとあっち向いてて！ほら、こうしたらどう⁈あら〜よく似合ってます！」
「いいじゃないA！せっかくだからこれも一緒に買ったらどうだい⁈」
「そうですか⁇エイダさんがそう言ってくれるなら…」
「うんうん、絶対これがいいわ！！これ今すぐくださいな！」
「ありがとうございます〜^^」
「お洋服は着て帰られますか⁇^^」
「いえ！着てきた服で帰ります」
「ではではお包みしますね〜^^」
「ありがとうございます…」

「ありがとうございました〜！！」

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