NO43 ●穴だらけの ページ44
《しばらく忙しくなりそう》
《お身体に気をつけて頑張ってください》
最後に会ったお祭りの日から1カ月。彼の仕事が多忙で会えない日々が続いていた。
「(会いたいな…)」
あの日とってくれたぬいぐるみを抱えてベッドに横になる。
「何してるの？」
「？！？！」
今見えているものは幻なんだろうか。イルミさんが私の顔を真上から覗き込んでいる。顔と顔の距離は10�僂發覆気修Δ澄�サラサラの彼の髪が顔にあたってくすぐったい。
驚きすぎて呆然と固まるA。
「あ、死んだ？」
「い、生きてます！！」
ズリズリと身体を下にずらして起き上がる。
「今日はぶつけなかったね。」
以前、同じような状況で驚きすぎてそのまま彼に頭突きをお見舞いしてしまった事を思い出す。
「あの時はすみませんでした！…じゃなくて何してるんですか⁈」
「別に何もしてないけど。」
「お仕事、忙しいんじゃ⁈」
「うん、そうだよ。」
「ここにいて大丈夫なんですか⁈」
「来れないとは言ってない。」
「・・・。」
ちゃんとメール読んでる？
ボーっとしてる頭の片隅に彼の言葉がうっすらと聞こえた気がした。
「(会えると思ってなかったから…どうしよう…)」
突然現れた彼を前に緊張してくるA。
「聞いてるの？」
「…は、はい！聞いてませんでした！」
「はぁ。オレが話してるのによくそんな態度でいれるよね。」
「・・・」
時折彼は自信満々にこんな事を言ってくる。今までは少しイラッとしていたはずだが、今は何故だか少し可愛く見えた。
まるでかまってもらえなくていじけてる小さな子どものようで…。
「(可愛い…)」
思わず笑ってしまった。
「何笑ってるの？」
眉を潜めて不満気な顔で聞いてくる。
「(あ、怒ってる)」
先程までの和やかな雰囲気から一瞬でピリついた空気を感じ冷や汗が出てくるA。
「あの、可愛いなと思って…」
「何が？」
「イルミさんが…」
誤魔化した所ですぐにバレるだろうと思い素直に答えてみる。
「・・・。」
「そんなつまらない事考えてる暇があったらそれ、どうにかしたら？」
「？」
彼の指指した方を見ると穴だらけになったパジャマが目に入った。
「(しまった！！！そうだ、私パジャマだった！！！しかも穴だらけ！！！)」
洗濯しすぎて穴だらけになったパジャマ、縫っても縫っても穴があくのでそのまま着続けていた。
「あの、これは・・・！！」
恥ずかしすぎて顔を真っ赤にしながらあたふたする。
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301(プロフ) - りるさん、こんにちは！コメントありがとうございます。楽しみにして下さってるとの事、本当に嬉しいです、こちらこそありがとうございますm(_ _)m！頑張りますので、引き続き楽しんでいただけたら嬉しいです、応援ありがとうございます！！ (9月12日 1時) (
レス) id: 3b087320c1 (このIDを非表示/違反報告)
りる - こんにちは！毎回楽しみにさせてもらってます！面白いお話いつもありがとうございます！これからも楽しみにしてます。応援してます(^_^)♡ (9月11日 23時) (レス) @page37 id: ae58220bdc (このIDを非表示/違反報告)
マロン。(プロフ) - 301さん» いえいえ！私も遅い可能性もあるのでお互い様です！お互いに助け合いましょう！ (9月2日 14時) (レス) id: 7635f584c7 (このIDを非表示/違反報告)
301(プロフ) - マロンさん、ありがとうございます！先程返信しました、返信遅くなってしまってすみませんm(_ _)m (9月2日 11時) (レス) id: 3b087320c1 (このIDを非表示/違反報告)
マロン。(プロフ) - 301さん» 後ですが、もしボードの操作に慣れてない場合は私、教えるので言ってください！ (9月2日 9時) (レス) id: 9d86f2e53b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：301 | 作成日時：2023年8月16日 15時
