NO4 ●変わらない ページ5
「終わった〜！今日もお疲れさん！」
「エイダさんもお疲れ様でした！」
「A、あたい今日はちょっとやりたい事があるから先帰っといてくれ！」
「そうなんですね！了解です、また後でね！」
「うん、気をつけてお帰り！」
エイダに手を振って店を後にする。
「(今日も疲れた〜、イルミさん、いるかなぁ？)」
家までの道をいつものように歩いていると、
「A」
振り返ると、待ち焦がれていた彼がそこにいた。
月の光に照らされながら現れた彼はとても美しく、でもどこか儚く見えた。
「イルミさん・・・！」
「(綺麗・・・)」
「久しぶりだね。」
そう言いながらこちらに向かって歩いてくる。
「はい！本当に…お久しぶりです…」
一年半ぶりに会った彼は以前より大人びていて…それでも変わらない彼の無機質なのにどこか優しい声に懐かしくなる。
「背、伸びたんじゃない？」
「そうなんです！多分、最後にイルミさんに会った頃から4.5センチは伸びたかな⁇」
「ふーん。成長期？」
「だと思います！イルミさんも何か…大人になった気がします！」
「何それ、意味分かんないんだけど。」
「す、すみません…」
チラッと彼の顔を見る。
「(何かイルミさん大きくなった気がする…)」
「何？」
「いえ！えーっと、あの…良かったらうちで紅茶飲みませんか？」
「いいよ、立ち話もあれだしね。」
そう言うとAを追い越し彼女の家の方へ向かってさっさと歩きだす。
「(それ、私のセリフ…)」
懐かしいやりとり。一年半ぶりとは思えない。変わらないいつもの彼に安堵したAだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 68人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
301(プロフ) - りるさん、こんにちは！コメントありがとうございます。楽しみにして下さってるとの事、本当に嬉しいです、こちらこそありがとうございますm(_ _)m！頑張りますので、引き続き楽しんでいただけたら嬉しいです、応援ありがとうございます！！ (9月12日 1時) (
レス) id: 3b087320c1 (このIDを非表示/違反報告)
りる - こんにちは！毎回楽しみにさせてもらってます！面白いお話いつもありがとうございます！これからも楽しみにしてます。応援してます(^_^)♡ (9月11日 23時) (レス) @page37 id: ae58220bdc (このIDを非表示/違反報告)
マロン。(プロフ) - 301さん» いえいえ！私も遅い可能性もあるのでお互い様です！お互いに助け合いましょう！ (9月2日 14時) (レス) id: 7635f584c7 (このIDを非表示/違反報告)
301(プロフ) - マロンさん、ありがとうございます！先程返信しました、返信遅くなってしまってすみませんm(_ _)m (9月2日 11時) (レス) id: 3b087320c1 (このIDを非表示/違反報告)
マロン。(プロフ) - 301さん» 後ですが、もしボードの操作に慣れてない場合は私、教えるので言ってください！ (9月2日 9時) (レス) id: 9d86f2e53b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：301 | 作成日時：2023年8月16日 15時
