NO18 ●お皿 ページ19
イルミと映画に行ってから1週間が経つ。
1ヶ月ぶりに彼がお店に来ていた。Aと再会してから2度目の来店だったのだが…。
『カンカンカンカンカンカンカンカン』
りんごが乗っていたであろうお皿をギタラクルがフォークでつつく音が延々と店内に響く。
「「「「(うるせぇ・・・・・)」」」」
店内にいた客全員が思うがギタラクルの不気味な風貌に誰も何も言えなかった。
「「いらっしゃい(ませー)！！」」
「初めてなんですね！ご来店ありがとうございます！今日のおすすめはこちらになります！」
「じゃあそれで。」
「ありがとうございます！」
「君、名前なんて言うの？」
「Aと言います！」
「Aちゃん、可愛い名前だね」
「ありがとうござーーパリンッーー
「「⁈」」
「カタカタカタカタカタカタ」
ギタラクルがフォークを刺していたお皿が勢いよく割れていた。
「大丈夫ですか⁈怪我はないですか⁈」
すぐにギタラクルのもとへ向かうA。
「すぐ片付けます！」
「(これで12枚目だ…イルミさんどうしたんだろう…」
学校を卒業してお店に戻ってから男性客に声をかけられる事が増えていた。
最初の頃こそびっくりしていたが、半年も経ち、今では業務のように慣れていた。
「(あらあら・・・)」
「700ジェニーになります！」
「はい。あとこれ、俺の店なんだけど良かったら待ってるね。」
「え！あぁ、ありがと…ーーガッシャーンーー
「「「？！」」」
音のした方を見ると、ギタラクルの握っていたグラスが粉々に割れていた。
「ギタラクルさん⁈大丈夫ですか⁈血だらけ・・・！」
急いでギタラクルのもとへ向かう。
「・・・。」
Aの声は全く耳に入っていない様で、彼女に声をかけていた男性客から1秒たりとも目を離さないギタラクル。
「A、ここはあたいがやっとくから裏で見ておやり」
「！はい！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 68人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
301(プロフ) - りるさん、こんにちは！コメントありがとうございます。楽しみにして下さってるとの事、本当に嬉しいです、こちらこそありがとうございますm(_ _)m！頑張りますので、引き続き楽しんでいただけたら嬉しいです、応援ありがとうございます！！ (9月12日 1時) (
レス) id: 3b087320c1 (このIDを非表示/違反報告)
りる - こんにちは！毎回楽しみにさせてもらってます！面白いお話いつもありがとうございます！これからも楽しみにしてます。応援してます(^_^)♡ (9月11日 23時) (レス) @page37 id: ae58220bdc (このIDを非表示/違反報告)
マロン。(プロフ) - 301さん» いえいえ！私も遅い可能性もあるのでお互い様です！お互いに助け合いましょう！ (9月2日 14時) (レス) id: 7635f584c7 (このIDを非表示/違反報告)
301(プロフ) - マロンさん、ありがとうございます！先程返信しました、返信遅くなってしまってすみませんm(_ _)m (9月2日 11時) (レス) id: 3b087320c1 (このIDを非表示/違反報告)
マロン。(プロフ) - 301さん» 後ですが、もしボードの操作に慣れてない場合は私、教えるので言ってください！ (9月2日 9時) (レス) id: 9d86f2e53b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：301 | 作成日時：2023年8月16日 15時
