光と闇 第二章【HUNTER×HUNTER】

NO10 ●青春 ページ11

「エイダさん、ありがとう、本当に良かったの⁇」
「何言ってんだい、いつもお店を手伝ってくれてるお礼だよ！あたいこそAにお礼がしたかったからちょうど良かったよ！」
「ありがとう、エイダさん」
エイダが買ってくれた服を大事そうに抱える。
「楽しみだね〜、ギタラクルきっとびっくりするよ！青春だねぇ！」
「うん、楽しみです！…エイダさん、青春て何ですか？」
「いいいい、時期に分かるよ！」
「？」


帰ってきてから自分で買った携帯で調べてみる。
「えーと、青春とは…へ〜春を表す言葉なんだ。どういう意味だろ？」


「エイダさん、どうかなぁ？」
「うん！とっても似合ってるよA！」
「ありがとう！」
映画に行く日、着替えをして自身の部屋からエイダのいる家に来たA。
「エイダさん、今日はお休みしてごめんね。」
「大丈夫大丈夫、そんな事気にせず映画楽しんできな！」
「ありがとう、エイダさん！」
「A、こっちおいで！」
「？うん！」
居間の椅子にAを座らせると、Aの髪を整える。
「A、手に持ってるそれちょうだい」
「はい！」
「…よし、できたよ！」
「わぁ〜、エイダさんありがとう！」
「う〜ん我ながら上出来だわ！」
「今日は何の映画を観るか決まってるのかい？」
「まだ…ギタラクルさんに会ってから聞いてみようと思って。」
「そうかい、どんな映画だったか帰ったら教えておくれ！」
「はい！」
「そろそろ時間だね、気をつけてお行きよ！」
「はい！エイダさんもお店頑張ってね！」

行ってきますと言いながら玄関にいるエイダに向かって手を振るA。

「(ん〜青春だねぇ)」
微笑ましそうにAを見送るエイダだった。

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