光と闇【HUNTER×HUNTER】 (ページ12)

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NO11 ●ポレポレページ12

(よーし！頑張って働かせてくれるお店を探すぞ！)
屋敷を出てからは、街に向かって歩いていた。1時間程歩くとと、にぎやかな街並みが見えてくる。
(やっとお店が出てきた〜！良かった、日が暮れる前にどこか見つかるといいんだけど…)

様々なお店が並ぶ通りにきた。
(よし、ここはどうかな！)

意を決してお店に入っていく。

「帰んな帰んな！ここはお前みたいなガキがくる場所じゃねーよ！」
ーガチャンー
すぐにお店の前に追い出されてしまった。
「・・・」

その後も何十件かあたるが、ことごとく拒絶されてしまった。
(どうしよう…どこか見つかるかなぁ…)

夜になり、並んでいるお店の前に綺麗なライトが灯っていく。
『グゥ〜』
(お腹空いたなぁ・・・)
歩き続けていると、お肉の焼ける良い匂いがしてきた。
匂いを辿っていくと、あるお店の前に辿り着く。

「ポレポレ…？」

『グゥゥ…』
(良い匂い…でもお金がない…)
お店の外からじっと眺めていると、中から店の主人らしき人物が出てきた。
「お嬢ちゃん、どうしたんだい？」
「っ！！…お腹が空いて…」

「あんた1人なの？親はいるの？」
俯きながら首を横にふるアーニャ。

「そう・・・、入りな！」
「でもお金が…」
「いいから入んな！」
そう言うと、アーニャの手を引っ張って店に迎え入れてくれた。