消えた心 ページ4
《貴女目線》
裕翔の部屋から出ると外は真っ暗だった。
貴「・・・帰らなきゃ。」
私たち生徒は、この学校にある寮で暮らしている。
外に出るのも、手続きが必要でめんどくさいけど←
そうこう考えているうちに自分の部屋の玄関に着いた。
ポストの中を見ると、手紙の中に毛並みが茶色く、目が青い猫が入っていた。
この子はいつもポストの中にいる猫。勝手に「チョコちゃん」と名前をつけてる。
チョコちゃんを抱っこして、部屋に入ると、なんともモノトーンな白い部屋が出てきた。
可愛い部屋にする気はさらさら無い。
貴「チョコちゃん、ご飯。」
チョコちゃんにご飯をあげる。これはいつもの日課だ。
明日も早い。急いでご飯を食べて、お風呂に入る。
貴「裕翔、。」
自分の姿を鏡でみる。
首には一生消えない
これがある限り、血を捧げる。
普通の女の子は契約、ましてや学園のアイドル中島裕翔と契約できるなんて嬉しいことだと思う。
でも私には何の感情もわかない。
嬉しい、愛おしい、誰かを好きになる・・・・・・・
いつからか、私は学園の操り人形と化してしまったんだ・・・
慧「Aちゃん、居る?」
貴「!?、伊野尾先生、急ですね。」
あれ、チョコちゃん帰っちゃったのかな?
慧「っ、服着て!!」
貴「ん?」
うわ、上半身裸!!←
貴「あわわっ!!」
ただこの心は残っていた、。
悲しい、そして、恥ずかしい←
42人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:小山鈴 | 作成日時:2018年11月27日 19時