ブラッククローバー龍化魔法の少女 (ページ17)

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第十四話ページ17

『レオナさん何でこんな場所に来たんですか?』

私が視線を向けた先に谷があった深すぎて底が見えない

メレオ「獅子は我が子を谷底に落とし這い上がる事が出来た強い子だけを育てるという‥‥この意味、分かるか?」

『まさか、この谷に落とすと言う事ですか?』

メレオ「その通りだ、説明し終えたら落とす」

『ウソでしょ‥‥』

嘘かと思ったが本当のようだ、すでにレオナさんは落とす気満々のようだ

メレオ「貴様はこれまでに常に一定基準の魔力放出量でマナスキンを出来るようになり、それに応じた肉体にもなってきた、次はこれだ」

そう言うとレオナさんは魔力を放出すると、腕を覆うようにして魔力が形状を変えた、それはまるで獣の手のように

メレオ「魔導書無しでもこの程度まで創れるようにならなければ話にならん。今から貴様にはこれを谷に落ちながらしてもらう、出来れば壁に張り付いて戻って来れるが出来なければ死が待っている」

『マジですか』

メレオ「生存本能に賭けろ－じゃあな」

『えっ…ちょ!本当に落としたぁあああ!?』

言葉の途中で谷へ落とされた私は奈落へ真っ逆さま。このまま行けば死ぬ

『死んで‥‥たまるもんかァアアア!』

両腕を中心に魔力を放出し、形状を変化させていく、しかしそれはメレオレオナの獅子の腕と違い龍のような形状に変化した、そしてすぐさま爪を谷の壁に叩きつけ、抉りながらも徐々に減速していく

『いっ…!!』

といきなり奈落の終わりがやってきた。減速していたものの尻を地面に打ち付けてしまった私は尻を擦っていると、上からレオナさんがやって来た

メレオ「どうやら生き延びたようだな」

『レオナさんが浮いてる!?』

メレオ「これも基礎魔法の一つだ、後で教えてやる」

『分かりました。』

そう言うとレオナさんが私に背を向ける

メレオ「帰りは当然先程と同じ様に登って帰って来てもらう出来るか?」

『はい!』

メレオ「イイ返事だ。では私は上で待っているぞ。」

そう言ってレオナさんは空へ飛んでいった

『よし、登りますか。』

そう言って私は谷を登り始めた