第九話 ページ12
あの後、盗賊である二人は魔法騎士団の牢屋に護送され、アスタやユノ、そして私は魔導書を手にした翌日から私達三人は魔法騎士団に入団するためにハージ村に近い場所で修行しています。
勿論、ライバルである私達が同じ場所で修行する事はなく、私達は各々別の場所で修行しています。
私が少し休憩していると、ある一人の人物が声を掛けてきた。
?「うぉぉぉぉおおおお!!!!」
『っ!?』
突然の大きな声に驚き、声のする方へ視線を向けると此処に向かって走る白いモサモサの毛にニ、三個のエンブレムを付け、身の丈ほどの赤いマントを羽織った灰色の髪色をした中年男性だった。
その男性は目を輝かせて切迫してきた。
私は先日の一件もあったので驚きを隠せない中、警戒した。
そんな私の素人丸出しの警戒に中年男性は苦笑いしながら話しかけてきた。
?「あぁ、ごめんごめん。驚かせたね。私はユリウスという魔法好きの魔法騎士だよ。」
『Aです。魔法騎士なんですか?』
ユリウス「そうだよ、もしかして魔法騎士に興味があるのかい?」
『魔法騎士より、私は魔法帝になりたいんです。その為に修行してるんです。』
私はユリウスさんが魔法騎士であるため興味を持った。
ユリウスさんも魔法騎士に興味を持った私に質問してきたので私は自分の夢を語った。
ユリウス「なるほど、君は魔法帝になりたいんだね。」
『はい!』
ユリウスさんの質問に私は元気よく返事をした。
ユリウス「そうか、それじゃ頑張って魔法騎士に入らないとね。それで・・・君はどんな魔法を使うのかい?」
ユリウスさんは私に激励を送った後、私の魔法について話題を変えた。
ユリウスさんの目は先程の切迫した際のキラキラとした目の色で見つめていた。
『(本当に魔法好きなのね・・・)私が使う魔法は龍化魔法です。』
ユリウス「龍化魔法!?凄いねぇ初めて聞いたよぉ!!!」
私に問われると何もなかったようにユリウスさんが返事したので追求する事なく龍化魔法について話を続けた。
その後、私はユリウスさんに龍化魔法を一通り見せてユリウスさんを満足させた。
ユリウス「ありがとうAさん。そういえば、何か悩んでいた顔をしていたけどどうしたんだい?」
『っ! ・・・実はー』
私はユリウスさんに伸び悩んでいた事を相談した。
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山本睦月(大泉高)(プロフ) - 嵐龍アマツマガツチを使ってください (2021年8月23日 13時) (レス) id: 9c10229418 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:十六夜睦月 | 作成日時:2021年5月18日 18時