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確か、窓から、道路が見えるんだっけ。そう思いながら、私は窓に近づきソッとカーテンを開ける。
鏑木さんの車はもう無くなっていた。もう行ったのだろう。
カーテンを戻しながら、私はベッドに腰掛け、ふと怪我した方を見る。
“来たぞ！！ワイルドタイガーだ！！”
“とりあえず、冷やした方が良いから、怪我した方の足出して”
ふと思い出し、ブルブルと頭を振る。
ベッドに横になりながら、私は小さく呟く。
『愛なんかない…。だからあの人も…(そうヒーローだからだ。助ける事が仕事だ)』
“そう。きっと…”
その小さい苦し紛れな言い訳は、暗い部屋に消えて行く。
〜虎徹Side〜
車を運転しながら、俺はチラっと助手席を見て、そこにさっきまで座っていた女性を思い出す。
髪は茶髪のロングで、目はバニーちゃんより、薄い緑。背は、164cmぐらいか。
きつい瞳でこっちを見てくるその視線は、誰も信用してない感じで、それがまるで…。
「昔のバニーちゃんのような視線だったよな…」
“だからなのかな…”
そう車の中で呟きながら、俺は軽く頭を掻く。
何かほっとけないんだよな…。勢いに任せて、番号も渡しちゃったし…。いや、でもそれは、何か会った時用であって…。
「って、何言い訳してんだ俺…」
ハッと気づいて、自分でそう落ち込みそうになった時だ。
Beep!! Beep!!
「おっと。次は何だ？はい！！」
車の中でそう呟くと、俺はPDAに出て、二部ヒーロー担当から話を聞く。
「わかりました！！」
よし！！行きますか！！
通信を切り、俺は車を走らせる。
そうだ。治った頃を見計らって、ランチにでも誘おうかな。
仲間とかも紹介して…。バニーにしたみたいに…。
〜虎徹Side終了〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
鏑木さんとの出会いから一週間後の事。
すっかり怪我も良くなった私は、ゴールドを歩いていたすると。
「Aちゃん！！」
『？』
ふと前から、名前を呼ばれて振り返ると、そこには、笑顔で手を振る鏑木さんの姿が。
『…どうも…』
どうしようか迷ったが、一応挨拶をして、通り過ぎようとした時だ。
虎「なぁ、俺と一緒に、ランチでも…『結構です！！』…えー？！ねぇ、お願い！！一緒に食べようよ！！ねっ？！」
お願いっと言った感じで、両手を前に出して、必死な感じの鏑木さんにため息をつく。
虎「だから、ためいきつくと…『うざいです』…はい」
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にゃんまる(プロフ) - 更新したら神作なんだけどな (2019年4月29日 1時) (
レス) id: 28efe574a9 (このIDを非表示/違反報告)
黒宮霧月(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» そうですね！好きなキャラは人それぞれですから！！ (2018年8月25日 15時) (レス) id: 7fa0f601af (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - タイバニはスカイハイ ヒロアカはステイン様が大好きです (2018年8月25日 13時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
ポチ - そんな思いがあってこのお話をリクエストさせて頂きました。 (2017年7月16日 16時) (レス) id: b9ee30de80 (このIDを非表示/違反報告)
ポチ - しまったのです。それ依頼私は他人からの愛を信じる事が出来ないのです。でも虎徹みたいな人にもし会えたら虎徹みたいな人に愛されてみたいそう思ったのです。 (2017年7月16日 15時) (レス) id: b9ee30de80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒宮霧月 | 作成日時：2017年5月14日 13時
