94話 ページ46
何で疑われなくちゃならないんだ。
ちゃんと話すっつーの。見られたからには…。
「想像した物を作れて…、」
そう言いながら、俺はとりあえず、怪我してない方の手で、ハンドグリップを作る。
それを飯田と轟が見ている。少し驚いた顔で。
飯「それって八百万君の“創造”と変わらないのでは…」
轟「違うだろ。八百万は、身体から出てくるじゃねぇか。こいつの場合、身体じゃなくて、普通に出てくるじゃねぇか」
「うん。そうなんだよな。八百万さんとは違うんだ。それに、俺小、中くらいの物は、作れるけど、大きい物は作れないから。大きい物を作ろうとすると、頭痛がして、意識失うし。キャパオーバーで。それと、食べ物は作れないし。あー、でも生き物は作れるよ。すぐに消えるけど」
そう言いながら、俺はハンドグリップを消す。
それを見ながら轟が言う。
轟「生き物って作れんのか…」
「うん。作れるよ。作ってみようか」
飯「此処は病院だぞ！！やめたまえ！！それに、作った生き物が可哀想だ！！」
轟「まぁ、そうだな」
「うん。わかったよ(良かった。作ってくれって言われなくて)まぁ、だいたいそんな感じかな。あー、出し入れとか、頻繁にすると、その時もキャパオーバーが起きるから…」
ある程度話し終えた時、病室の扉が開く。
って、病室入る時は…。
グ「おおォ。起きてるな怪我人共！」
「せめてノックして下さ…いった！！」
そう口に出してると、グラントリノに後ろから蹴られた。
酷いな。怪我人なのに。
グ「ったく。…すごい…、グチグチ言いたい…が…。その前に来客だぜ。保須警察署署長の面構犬嗣さんだ」
「(すっげぇー。犬)」
犬だ！！犬だ！！あれも個性なのかな。完璧に。
グ「(本当に、小僧は、何があっても冷静だな)」
それから、犬…おっと、署長の面構さん。署長さんから話があり、俺達はそれを聞く。
まぁ、まとめるとこうだ。
※ヒーローゴロシは、今火傷に骨折と、なかなかの重傷で、現在治療中。
※黎明期…警察は統率と規格を重要視し、“個性”を“武”に用いない事とし、ヒーローはその“穴”を埋める形で、台頭してきた事。
※個人の武力行使…本来なら糾弾されて、然るべきこれらが、公に認められているのは、先人達がモラルとルールを、しっかり遵守してきた事
※そして、資格未取得者が保護管理者の指示なく、“個性”で危害を加えた事が、立派な規則違反だ事。
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鈴鹿 - とっても面白いです。続きを楽しみにしてます。 (2021年8月21日 19時) (
レス) id: 2e973fc2c9 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - 好きなので続き見たいです！！ (2021年7月6日 14時) (レス) id: ac54deaa0c (このIDを非表示/違反報告)
ピース - グラントリノがオールマイトに緑谷がトリップ者って言うか言わないかが気になる (2017年7月30日 4時) (レス) id: ee81269ef6 (このIDを非表示/違反報告)
黒宮霧月(プロフ) - ツッキー本体は眼鏡さん» おお？！ありがとうございます！！教えてくれてすいませんでした！！ (2017年6月23日 13時) (レス) id: 2026e05a9b (このIDを非表示/違反報告)
ツッキー本体は眼鏡(プロフ) - 体育祭のところ先生じゃなくて宣誓では？ (2017年6月23日 0時) (レス) id: ada14fc3d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒宮霧月 | 作成日時：2017年4月28日 18時
