92話 ページ44
グ「避けるな！！…まぁ、よくわからんが、とりあえず無事なら良かった」
「…すいません」
頭を擦りながら、グラントリノに謝る。
それからいっぱいプロ・ヒーローが集まってくる。はー…。
「っ……」
モブのプロ・ヒーローから、下ろされた俺は、若干ふらついたが、まだ、倒れるわけにはいかない。
色んな話が飛び交う中、飯田が話しかけてくる。
飯「二人とも…、僕のせいで、傷を負わせた。本当に済まなかった。何も…、見えなく…、なってしまっていた…！」
「………俺も悪かったよ。あそこまで、思い詰めてたのに、気の利いた事言えなくてよ。…友達なのに…」
轟「しっかりしてくれよ。委員長だろ」
飯「……うん…」
「ほら！！顔上げろ！！」
明るい声で俺は、飯田に言う。
そう言うと、飯田は涙に濡れた顔で、うんっと言った。
「泣くなよ！！」
轟「全く…」
飯「ハハハ」
俺と飯田と轟で笑っていると。
グラントリノの鋭い声が響く。
グ「伏せろ！！」
「(？！)」
グラントリノの声に、皆そっちに視線を向けると、一体の脳無？か？
チッ！！ヒーローゴロシの次はこれか！！
皆が伏せようとしてたから、俺も伏せようとした時。
何か掴まれた違和感があり、ふと気づいたら、宙に浮いていた。
「…はっ？…」
えっ？いきなり何が起きた？
飯「緑谷君！！」
「えー…」
とりあえず、身をねじって抵抗するものの、取れるはずもなく。
だー！！俺って馬鹿じゃない？！足は、痛いわ、頭は痛いわ。もう一回、“個性”使えるかもわからないし。使ったら、余計頭痛くなりそうだし。
んー。どうしようか。
せめて降りられれば良いんだけど。そしたら、ワン・フォー・オールで降りられるのに！！
「んー…」
冷静になって考えていると。
「ん？…うわっ？！(えっ？ステイン？何でこんなところに？！気絶してたはず)」
ステ「偽物が蔓延るこの社会も、徒に“力”を振りまく犯罪者も、粛清対象だ…」
俺はヒーローゴロシに、助けられて、地面に下ろされた。
あの、転がさないでくれるとありがたいのですが…。
その頃、どこかのタワーでは、起きてることなど知らず。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜第三者Side〜
とあるタワーの上には、死柄木と黒霧が立っている。
死柄木は、望遠鏡で高みの見物をしている。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 270人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鈴鹿 - とっても面白いです。続きを楽しみにしてます。 (2021年8月21日 19時) (
レス) id: 2e973fc2c9 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - 好きなので続き見たいです！！ (2021年7月6日 14時) (レス) id: ac54deaa0c (このIDを非表示/違反報告)
ピース - グラントリノがオールマイトに緑谷がトリップ者って言うか言わないかが気になる (2017年7月30日 4時) (レス) id: ee81269ef6 (このIDを非表示/違反報告)
黒宮霧月(プロフ) - ツッキー本体は眼鏡さん» おお？！ありがとうございます！！教えてくれてすいませんでした！！ (2017年6月23日 13時) (レス) id: 2026e05a9b (このIDを非表示/違反報告)
ツッキー本体は眼鏡(プロフ) - 体育祭のところ先生じゃなくて宣誓では？ (2017年6月23日 0時) (レス) id: ada14fc3d5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒宮霧月 | 作成日時：2017年4月28日 18時
