53話 ページ5
オ(ト)「今日、お昼を誘ったんだ。体育祭の話もあったし」
そう言ったオールマイトに、相澤は呆れながら…。
相「貴方は…、緑谷を贔屓してるのは、わかってましたが…。あまり、肩入れしないように」
オ(ト)「うん。わかってるよ。でも、良いじゃん。一回お昼くらい」
相「まぁ、一回くらいは…。で、話を戻しますが、その時、本人から聞いたんですか？」
オ(ト)「うん。最初は隠してたんだけど、でも、核心をつけば、あっさりとね」
その時の事を思い出したのか、オールマイトは、少し寂しそうな顔で…。
緑谷がちゃんと話してくれなかったのが原因だろう…。師のはずなのに…。
相「なるほど。核心て何があったんです？何かそう思う出来事でも…」
オ(ト)「うん。USJで彼が倒れた時、その個性が消える瞬間を見ちゃってね…」
相「消えるって事は…、何か八百万みたいな“創造”ですか？他の個性ならそんな発言はしないですよね」
オ(ト)「うん。でも、八百万少女とは違うみたいで、彼が言うには、“物質形成”って個性みたいで、何処でも出来るから、多分、見えない物質で作ってるみたいだから…。あの入試で使ったトンファーあるでしょ！！あれも、その個性で作ったみたいで！！」
緑谷の言葉を思い出しながら、オールマイトが言うと、相澤は顔をしかめて。
でも、包帯があるからよく見えない。
相「あー、あの武器ですか。で、多分ってなんですか？そんな曖昧なんですか？」
オ(ト)「いや、私じゃなくて、緑谷少年が言ってんたんだよ！」
相澤の言葉に、オールマイトは慌てながら答える。
はぁ、っとため息をつきながら、相澤は言葉を促す。
相「で、それが“物質形成”ですか。“創造”と他に何が違うんですか？」
オ(ト)「八百万少女と違うのは…、身体から出てこない事と、想像すれば現れる事、まぁ、これは見た限りの推測だけど。大きいのが作れない事」
相「………」
オ(ト)「キャパオーバーは、頭痛がして意識を失う事かな。聞いたのはこれくらい」
相「じゃあ、なんで隠してたんですか？」
オ(ト)「敵にばれてるのが嫌って、特にUSJで出会った死柄木にはって…。まぁ、でも、私や、相澤君や、他の先生達が守ってくれるって言ったら、少し照れてましたよ」
そう言ってオールマイトは、相澤にねって感じで笑う。
相澤はその視線を受けながら。
相「当たり前ですよ。俺の生徒ですし。ばれるって言うと…」
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鈴鹿 - とっても面白いです。続きを楽しみにしてます。 (2021年8月21日 19時) (
レス) id: 2e973fc2c9 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - 好きなので続き見たいです！！ (2021年7月6日 14時) (レス) id: ac54deaa0c (このIDを非表示/違反報告)
ピース - グラントリノがオールマイトに緑谷がトリップ者って言うか言わないかが気になる (2017年7月30日 4時) (レス) id: ee81269ef6 (このIDを非表示/違反報告)
黒宮霧月(プロフ) - ツッキー本体は眼鏡さん» おお？！ありがとうございます！！教えてくれてすいませんでした！！ (2017年6月23日 13時) (レス) id: 2026e05a9b (このIDを非表示/違反報告)
ツッキー本体は眼鏡(プロフ) - 体育祭のところ先生じゃなくて宣誓では？ (2017年6月23日 0時) (レス) id: ada14fc3d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒宮霧月 | 作成日時：2017年4月28日 18時
