84話 ページ36
グ「ここいらは、過疎化が進み、犯罪率が低い。都市部に、ヒーロー事務所が多いのは、それだけ犯罪が多いからだ。人口密度が高けりゃ、それだけトラブルも増える。シブヤ辺りは、小さなイザコザ日常茶飯事なわけよ」
「あー、なるほど。シブヤですか。そこなら、まぁ、でも、コスチューム姿で行く場所では…(目立つか目立たないかって言うと、目立つ気もするが…)」
グ「ヒーロー同伴でなきゃ、着られん服だろ？最高の舞台で、披露できるのを喜びんさい！」
「(披露ね…)てなると…、コウフからシンジュク行き、新幹線ですか？」
グ「うん」
まぁでも、シブヤには着かないだろう。
これから、始まる事が正しければ…。トンファーはあるし。
「(さぁ、楽しみだな。本当はアイツを倒したいが、まぁ…)」
グ「？(さっきまで、少し不機嫌そうな感じだったが、今は楽しそうにしてんな)」
笑ってる俺を見ながら、グラントリノは、不思議そうな顔をしながらも、視線を前に向く。
それを俺は知らずに、笑い続ける。って、あんまり笑ってると怪しまれるな。
〜新幹線内〜
「(シブヤに着く頃には、夜になるな。まぁ、その方が、丁度良いか。しかし、飯田に連絡したが、帰ってこないな。やっぱり…)」
グ「…何も聞かないんだな」
「えっ？あー、そうですね…」
ボーっと外を見ていた俺に、グラントリノは話をかけてくる。
念のため、メッセージをチェックするため、スマホを取り出す。
グ「座りスマホ！！全く近頃の若者は！」
「すいません(既読はしてるけど、返事は来ない)」
そう思いスマホをしまう。
それを見て、グラントリノがまた声をかける。
グ「…小僧が知ってる緑谷出久は実際どう言う人物だ？」
「えっ？」
いきなりの言葉に俺は目を見開く。
そんな俺を見て、グラントリノは言葉を続ける。
グ「それも教えられないか？」
「…いえ。それくらいなら…。俺が知ってる出久は…」
それから、俺は出久の特徴を一つ一つ上げて行って、グラントリノは、それを少し楽しそうに聞く。
それを見て、俺も楽しくなって、出久について話続けた。
「…出久は、俺なんかより、ヒーローなんですよ。さっきも言ったように、泣き虫で、ネガティブなんですけど、誰よりも優しくて、お人好しで、考えるより体が動いて…」
グ「なるほどな。でも、無個性なんだろ？その出久って小僧は…」
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鈴鹿 - とっても面白いです。続きを楽しみにしてます。 (2021年8月21日 19時) (
レス) id: 2e973fc2c9 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - 好きなので続き見たいです！！ (2021年7月6日 14時) (レス) id: ac54deaa0c (このIDを非表示/違反報告)
ピース - グラントリノがオールマイトに緑谷がトリップ者って言うか言わないかが気になる (2017年7月30日 4時) (レス) id: ee81269ef6 (このIDを非表示/違反報告)
黒宮霧月(プロフ) - ツッキー本体は眼鏡さん» おお？！ありがとうございます！！教えてくれてすいませんでした！！ (2017年6月23日 13時) (レス) id: 2026e05a9b (このIDを非表示/違反報告)
ツッキー本体は眼鏡(プロフ) - 体育祭のところ先生じゃなくて宣誓では？ (2017年6月23日 0時) (レス) id: ada14fc3d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒宮霧月 | 作成日時：2017年4月28日 18時
