74話 ページ26
お「強くなれば、そんだけ可能性が広がる！やりたい方だけ向いてても見聞狭まる」
「うん。確かにね。良いんじゃないの？自分で決めた事なら」
お「うん！！デク君ならそう言ってくれると思った！！」
「頑張ってきなよ」
お「デク君もね！！」
そう言って俺はまた紙を見始める。
まぁ、紙とにらめっこはここまでにして帰るか。
飯田は…、まぁ、あそこだろうな。
ヒーロー狩りが出た。
そう思って帰ろうと扉を開いた時だ。
麗日さんと、飯田はどうすんだ？って、別にいつも二人と帰ってるわけないよ。
オ「わわ私が独特の姿勢で来た！！」
「っ…はぁ…」
オ「…これでも、驚かないとは…」
いや、若干ながらびっくりしましたよ。オールマイト。
ったく。遅いんだよ。まぁ、指名が来るのが遅いのか。
オ「今ちょっと良いかな？」
「別に大丈夫ですよ」
そう言って俺は、オールマイトと一緒に、教室を後にする。
本当に、こんなん怪しまれても仕方ないよね。
オ「実はな…「仮眠室に行きましょう」…って、言葉を遮らないでくれる？！」
オールマイトより前に行き、仮眠室に向かう。
その姿を見ながら、オールマイトは呆れたように…。
オ「君って本当に…」
「時間が減ってきます」
オ「私を心配してるのは、わかるけど…」
「仮眠室は？」
オ「…開いてないよ…」
「はっ？」
あー、なるほどね。だからか。
「わかりました。で、話ってなんですか？」
オ「実は君に指名が一つ来ててね」
「あー…。それで？」
まぁ、わかってたけどって、思いながら、そうオールマイトを促すと。それを見て…。
オ「…嬉しくないの？」
「何でですか？嬉しいに決まってるじゃないですか」
オ「(本当にこの少年は…、何かな…)」
俺の答えにオールマイトは、少し戸惑っていた。
俺は知らないけど。
オ「その方の名は、グラントリノ。かつて雄英で一年間だけ、教師をしていた…、私の担任だった方だ」
「へぇ…」
オ「その方は、先代の盟友で、とうの昔に隠居なさっていた…。ちなみに、ワン・フォー・オールの事も知ってる」
「なるほどね。だから、ニュースとかで聞いた事ないんですね(出久のノートにも書いてなかったし)」
オ「あぁ…」
そう言いながら、オールマイトは話を続ける。
俺は後ろで楽しそうに微笑みながら…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 270人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鈴鹿 - とっても面白いです。続きを楽しみにしてます。 (2021年8月21日 19時) (
レス) id: 2e973fc2c9 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - 好きなので続き見たいです！！ (2021年7月6日 14時) (レス) id: ac54deaa0c (このIDを非表示/違反報告)
ピース - グラントリノがオールマイトに緑谷がトリップ者って言うか言わないかが気になる (2017年7月30日 4時) (レス) id: ee81269ef6 (このIDを非表示/違反報告)
黒宮霧月(プロフ) - ツッキー本体は眼鏡さん» おお？！ありがとうございます！！教えてくれてすいませんでした！！ (2017年6月23日 13時) (レス) id: 2026e05a9b (このIDを非表示/違反報告)
ツッキー本体は眼鏡(プロフ) - 体育祭のところ先生じゃなくて宣誓では？ (2017年6月23日 0時) (レス) id: ada14fc3d5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒宮霧月 | 作成日時：2017年4月28日 18時
