63話 ページ15
「(ニコニコ)」
轟「………」
俺が笑ってるのを、轟は一瞬眉を寄せたが、気にせず、氷を当ててくる。
俺はそれをデコピンに乗せて、75％のワン・フォー・オールで弾く！！
轟「………」
「(ちぇっ、やっぱ、若干炎症があるな)」
それから、しばらくして、俺達は、ずっと続いて行く。
轟「耐久戦か面白れぇな」
「へっ。さぁな…(チッ。やっぱ、若干ながら辛いな。骨折はしないと良いが)」
しかもばれたし。やっばいな〜。笑いながら、どうしようか考える。
轟「一気に決めるぞ」
そう言って轟は、長距離ではなく、近距離で氷を放つ。
それに俺は気づいて、サッと避ける。しかし…。
「(足が！！なぁんてな！！)」
一瞬まずいと思わせておいて、一回転して避ける！！
素早く体制を立て直す。
轟「？！」
驚いた顔を見せた轟だが、氷を更に出して、俺を追いかける。
「(やるか！！)」
左手で俺は、75%のスマッシュをする！
そうすると、氷は簡単に砕ける。しかし…。
「(腕に氷がついたか…)」
ところどころ氷がついた。
まぁ、動いてれば、とれるだろう。
「(さて、どうしようか…)」
多分轟の目には、俺は映ってない。
今轟の目に映っているのは…。
轟「悪かったな。ありがとう。緑谷。おかげで…奴の顔が曇った」
「(やっぱり…)」
あいつの目には、父親しか映ってない。
俺は全然見てないんだ。
「てめぇ。こんな時に何処見てんだよ。今の対戦相手は誰だ？俺だろ！！しっかり俺を見ろ！！」
轟「…その手じゃもう戦えないだろ。そろそろ終わりにするか…」
「さぁ、どうかな」
そう言って氷を出した轟に、俺は右手でまた弾く。
このまま、場外に落ちてくれるとありがたいんだけど。無理だよな。今までは、氷壁があったけど、さっきはそれが無かったからな。
「“個性”だって身体機能の一つだ。てめぇ自身冷気に耐えられる限度があるんだろ？で、それって、左側の熱を使えば、解決できるもんじゃねぇか……？……っ！！皆本気でやってんだよ！！勝って…、目標に近づく為に…っ、一番になる為にだっ！！半分の力で勝つ！？バカ言ってんじゃねぇよ！！まだ俺はてめぇに、傷一つつけられちゃいねぇぞ！！全力でかかって、来い！！轟！！」
炎症が酷い手を俺は握りしめて轟に吼える。
てめぇがこっちを見ねぇなら、本気を出さねぇなら、無理矢理でも向かせてやる！！本気を出させてやる！！
「(ニヤリ)」
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鈴鹿 - とっても面白いです。続きを楽しみにしてます。 (2021年8月21日 19時) (
レス) id: 2e973fc2c9 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - 好きなので続き見たいです！！ (2021年7月6日 14時) (レス) id: ac54deaa0c (このIDを非表示/違反報告)
ピース - グラントリノがオールマイトに緑谷がトリップ者って言うか言わないかが気になる (2017年7月30日 4時) (レス) id: ee81269ef6 (このIDを非表示/違反報告)
黒宮霧月(プロフ) - ツッキー本体は眼鏡さん» おお？！ありがとうございます！！教えてくれてすいませんでした！！ (2017年6月23日 13時) (レス) id: 2026e05a9b (このIDを非表示/違反報告)
ツッキー本体は眼鏡(プロフ) - 体育祭のところ先生じゃなくて宣誓では？ (2017年6月23日 0時) (レス) id: ada14fc3d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒宮霧月 | 作成日時：2017年4月28日 18時
