18 ページ18
｢あきらくんレギュラーなの！？1年生なのに…！すごい｣
｢あ、ありがとうございます｣
他愛ない話をしているが主に俺の話が多い
笹野さんはなんでもすごいすごいと言って目を輝かせてくるのでかなり照れてしまう
こんなに褒められることが普段多くは無いせいもある
｢なんか知らないことだらけよね、これからいっぱい知っていきたいね｣
笹野さんはふふ、と微笑んで言う
今日会った時よりはかなり緊張も解れているんだろう
｢そうですね、笹野さん誕生日とかは｣
｢私は夏生まれよー！8月！あきらくんは？｣
｢俺3/25です｣
｢え！？この前じゃないの、おめでとう｣
｢ありがとうございます｣
誕生日を言い合ったり、血液型を言い合ったり
本当にお互い何も知らないのに付き合うところまでいけたんだなと思った
でもこうやって始まるのもアリなんじゃないかな、って思う
焼肉の時は年齢隠したいあまり俺の話全然しなかったし
｢そうだ、笹野じゃなくてAって呼んでよ｣
｢え、Aさん…ですか｣
｢そうそう！笹野さんだと距離感じちゃうし？｣
たしかに、距離は感じるかもしれない
ただ少し小っ恥ずかしさがある
だが名前で呼んだ時のAさんが嬉しそうに笑うもんだから、恥ずかしさよりもこの笑顔をとると決めた
｢敬語もなくても私的に嬉しいんだけどね｣
｢それはまぁ、そのうち無くなると思います｣
たぶんだけど
色んな話をしていると、コンコンとノックがなった
｢肉じゃができたわよー！｣
母さんなりの気遣いなのか知らないが扉は開かずに声だけ聴こえる
やましいことは何もしてないからいつも通り開ければいいのに
｢分かった！いこ、さ…Aさん｣
｢うん！お母様ありがとうございます！｣
気づくと何時間も話していたようで、時計を見るともう少しで父さんも帰ってくる時間だった。
俺とAさんは部屋を出てリビングに行った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 136人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫月とと - もう一話見た瞬間にグサッと心に突き刺さりました…💘😭 国見ちゃんの大人っぽさがより際立ってて雰囲気だいすきです！！！ 歳の差恋愛系って中々ないので更新楽しみにしてます💭🫶🏻 (2月4日 7時) (
レス) @page13 id: 50a88ed8c5 (このIDを非表示/違反報告)
れい - 好きです！(唐突の告白) 主人公が社会人…余り無いジャンルで面白いです！歳の差、って奴ですよね！そう言うのって時々切ないけどとても好きです！ (1月3日 15時) (レス) @page8 id: e1c5f3df3f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夢月 | 作成日時：2023年12月20日 13時
