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笹野さんとの連絡の取り合いが自然と無くなってしまい、2ヶ月ほどがたった
無事青葉城西に入学しバレー部に入った。授業を受けて部活をしてと、普通の生活を送っている。
たまに、スマホの笹野Aというところを見てしまうところ以外は、普通だと思う。
今日も部活を終えて今までの連絡を見返しながら帰路についている。
最後の連絡は、俺からの【もう会えないですか？】という連絡
既読もつかないその文を眺めてる時間は合計どのくらいになっただろう。
思春期の好奇心だと最初は思っていたが、多分これは恋ってやつなんだろうな。
2ヶ月も会っていないし連絡をとっていないのに、笹野さんが頭から離れない。
春はどんな服を着ているんだろうか、今はどんな生活なんだろう、もう新しい彼氏はできてしまったのだろうか
そんな事ばかり考えている
もう少しで家が見えてくる頃、道路の横にある公園に目をやった。最初の出会いはこの道路だったな、そう思っていると、待ち望んでいた姿を見つけてしまった
ベンチに座り、ボーッとしている彼女
自然と足が動いてしまった
｢笹野さん｣
｢はい…？えっ！？！？あきら、くん？｣
不思議そうにこちらを見て、目が合うと驚いた顔をする
久しぶりに見る顔は、相変わらずとても綺麗だった
｢…なんで、連絡返してくれないんですか｣
｢ごめんなさい…。でも、もうご飯一緒にとかは無理よ｣
｢なんでですか｣
｢なんでって…私が大人で、君が未成年だから｣
つい出てしまった言葉は、笹野さんを追い詰めるような質問だっただろうか。
それでも真剣に答えてくれる笹野さん。大人、そんな対応だ。
…でも俺も、今引き下がったら、もう会えないだろうから
｢…俺、笹野さんが好きです｣
｢…うん｣
｢笹野さんと、一緒にいたいです｣
｢……っ、ダメよ。それにその気持ちは多分、初めて関わる大人の女だからそう思っちゃっただけで、恋じゃないわ｣
悲しそうに目を背けながら笹野さんはそう言った
立ち上がって、この場から離れようとする笹野さんと手をつい、掴んでしまった
｢俺の気持ち、笹野さんが勝手に決めないで｣
｢あきらくん…｣
｢俺は笹野さんが好き、お願い、わかって｣
笹野さんは俺の手を振り払うこともせず、俯いている。
俺は笹野さんの返事をじっと待ってると、決心したように俺の目を真っ直ぐ見て言ってきた
｢…親御さんに、ご挨拶させて｣
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紫月とと - もう一話見た瞬間にグサッと心に突き刺さりました…💘😭 国見ちゃんの大人っぽさがより際立ってて雰囲気だいすきです！！！ 歳の差恋愛系って中々ないので更新楽しみにしてます💭🫶🏻 (2月4日 7時) (
レス) @page13 id: 50a88ed8c5 (このIDを非表示/違反報告)
れい - 好きです！(唐突の告白) 主人公が社会人…余り無いジャンルで面白いです！歳の差、って奴ですよね！そう言うのって時々切ないけどとても好きです！ (1月3日 15時) (レス) @page8 id: e1c5f3df3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢月 | 作成日時：2023年12月20日 13時
