【立海】とある少女の日常物語 II 【とある】

44.木手さん ページ12

やっぱ氷帝広いな。外に出るまでがかなり長い


来た時は若と一緒だったからあっという間に感じたけど廊下とかいちいち長い








あ...あれ比嘉中の木手さんじゃん！
お喋りしてみたいし、ちょっと声掛けてみようかな





『木手さん、こんにちは！』



木手｢貴方は....立海の藤桐さんでしたか｣



Oh.....めっちゃ面倒くさそうな顔した


というか、ミーティングの時もだったけど木手さん私が2年ってこと知ってるよね？
敬語で喋らなくても良いのに



それでも、かなり訛ってるよね


『あの木手さん、比嘉中って何処にあるんですか？』


方言に詳しいって訳じゃないけど、聞いたこと無い訛りだし結構遠くから来られてるはず...







木手｢沖縄ですよ｣


『沖縄！？』



お、思わず大きい声を出してしまった




沖縄ってあの遠い所にある沖縄だよね！？

確かに結構遠くから来てるとは予想してたけど沖縄は遠すぎるのでは.....



いや、大体察した。どうせ跡部さんがジェット機とか手配したんでしょ


うん、跡部さんだもん！！そのくらい当然だよね！！









あ、そう言えば...



『木手さん木手さん、沖縄って方言どんな感じなんですか？』



木手さんは敬語で喋るからイントネーションだけの違いしか分からないし、ちょっと気になる





木手｢...唐突ですね｣



『だって木手さん敬語ばっかりで沖縄の言葉使ってくれないじゃないですかー！』



木手｢俺は部長という人前に出る立場の人間ですからね｣


木手さんしっかり者なんだ

青学の手塚さんもだけど、やっぱ部長って
しっかりしてないと務まらないのかな




木手｢俺はずっとこの喋り方ですが、合宿に参加する殆どの比嘉中の選手は沖縄の言葉をよく使いますよ｣



『へぇ.....合宿がますます楽しみになってきましたね！』



木手｢俺に同意を求められても困りますよ｣





確かに、木手さんは毎日沖縄の言葉を聞いてる訳だしもう慣れてるか...









よーし、やっと玄関についた。やっぱり誰かとお話しながら行くとすぐ着くね



木手｢...おや、テニスコートに皆さん集まってる様ですね。我々も行ってみましょうか｣







〜その頃立海では〜


丸井｢遅い遅い遅い遅い遅い遅い遅い｣


真田｢藤桐、遅いぞ！｣


仁王｢ｷｬｰｰｱﾄﾍﾞｻﾝｶｯｺｲｲｰｰ!!(裏声)｣


切原｢ぎゃぁあぁああぁあぁあぁあ！！A！！｣


幸村｢大丈夫、きっと迷子になってるんだよ^^｣



柳/柳生/桑原｢.....｣

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