王様が優しく笑ったようで。【影山飛雄】

#47：忘れた ページ3

これからAsideと書きません。
夢主ちゃん以外の時は書きます。


GW合宿初日


放課後、今日から合宿だ。

日向と同じく私も初めてなので、とても楽しみである。

初めてっていうものあるけどやっぱり

影山くんと一緒に居れるってのが一番嬉しい。



練習終了後、私たちが泊まる施設へと移動した。

中に入るなり日向は何故かテンションが高くなった。

うるさいですよ日向さん。




影山「お前ちょっと落ち着け」


日向「だって！合宿初めてだし！」


『………分からなくはない』




いやぁ…いいねぇ合宿。青春してる。

気がする。




清水「じゃあAちゃん、ご飯作ろっか」


『了解です！』




＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿

ご飯を食べ、次はお風呂の時間。

学年別に入ったので私は1人での入浴となった。



チャポンッ


気持ちいーっ！

温かい…癒されますわぁ…

選手ほどではないけど疲れたなぁ。


コンコン




『はい？』


清水「あ、Aちゃん？脱いだ服洗うから持ってっていいかな？」


『あ、ではお願いします！』




潔子先輩…やはり女神のような御方でございます。



暑くなってきたからお風呂を出ることにした。

よく身体をふき、着替えようと思った。




『ない！ない！ないぞ！？』




問 題 発 生。



私は寝間着を忘れてしまったよう。

下着はあるので安心してください。

なんかネタみたいになっちゃった。

とにかく明るい松可的な？

いやいやいや、ふざけてる場合じゃない。

さっき潔子先輩が持っていった？

それはない。全く違うところに置いてたから…

単純に持ってくるの忘れた。

んぅ…どうしよう…




影山「うわっ！日向お湯かけんなボケ！」


月島「チョット、静かにしてようるさいなぁ」




小さいけど、影山くんたちの声が聞こえた。

そうだ！どうせ今1年生の時間だから

影山くんに来てもらってどうにかしよう！



ドアから顔を出し叫ぶ。




『影山くんはいますかー！？いたらこっちに来て下さいーっ！』




言ってから数分、足音がした。


コンコン




影山「……A？」


『お、来た来た』




影山くんきたぁ！結構寒いからはやくヘルプミー。

その時、ドアノブがガチャっと動いた。

ギィとドアが開く。




『待って、まだ開けるなぁ！！』




と、言ったのは遅く、

影山くんはドアを全開に開けていた。

今の私はというと下着だけで立ってる状態。




影山「……っA！？」


『うわああ！？ごめ、待ってくれ！ウェイトォォ！』

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