甘い ページ1
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「そーえばスガ、もう少しで誕生日だなぁ」
「あ、たしかに」
「自分の誕生日忘れるって…」
休み時間、大地とスガが話しているのを聞いた。
そっか…もうすぐか……
幸いなことに、私はスガと同じクラス。
最後の最後に同じで良かったよ…
「なんか欲しいのあるか?」
「んー……甘いケーキとか」
「いや俺作れねぇから」
ケーキ、か……
スガ、ケーキでいいなら…私作れるな。
____
__
部活。いつものようにやって、もう終わり。
『き、潔子…どうしよう、渡しても平気かな…』
「Aは心配しすぎなんだって」
ドリンク等の片付けをしながら潔子と話す。
「大学だってバラバラだし…いいチャンスなんじゃない?」
『でも〜っ……』
誕生日に手作りのケーキなんて…引かれるよ…
話すことでさえ緊張しちゃうのに…
ましてや手作りケーキを渡すなんて…
「お、何やってんのー」
「あ、菅原」
「俺達もう終わったから手伝うよ」
なんで来ちゃうの!?タイミング最っ悪…
「じゃあ任せる、Aとやっといて」
「わかった、了解」
『ちょ、潔子?』
なんで行くの!?あーもう…
「マネージャーも大変だよな…」
『ま、まぁね…』
潔子のばか、私がスガと上手く話せないの知ってるくせに。
私がスガのこと好きだから。
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よーぐる(プロフ) - 花穂さん» ありがとうございます!楽しんでいただけて嬉しいです! (2017年6月16日 15時) (レス) id: 0315d3255e (このIDを非表示/違反報告)
花穂(プロフ) - 辛党のスガさんならではのお話でしたね、楽しかったですっ (2017年6月15日 23時) (レス) id: 5d3194d278 (このIDを非表示/違反報告)
花穂(プロフ) - スガさんHappy Birthday! (2017年6月15日 23時) (レス) id: 5d3194d278 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よーぐる | 作成日時:2017年6月13日 21時