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4日目 ページ5

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翌日の部活終了後


昨日及川が言っていた


「部活の相談」


を聞くために学校の中にある休憩スペースに寄った。


2人でベンチに座る。





『何及川相談って』


「いや、あの…」





なかなか言い出そうとしない及川。


何なの、相談しに来たんじゃなかったの。


まぁいいや。


あ、ついでに聞いちゃお。





『ねぇ、なんでキャラ変わったの』


「…っ」


『チャラチャラな及川さん☆が真面目な及川さんになったんだけど』









.









『私、前の方が好きだった。

及川は及川であってほしかったなぁ…』


「えっ!?」


『え』





急に叫んだ及川。


なんかいつもの及川だ。





「何で!?真面目な人の方が良いんでしょ!?」


『は?何どゆこと』


「真面目な人の方がタイプだって!」


『あーあれは適当に言っただけだヨ』


「は?」





好きなタイプなんていないって言っても聞いてくれないんだもん。


何故女子はこうなのか。


そんなに好きか恋愛話。





「何それ…今まで全部水の泡じゃん」


『えー何が?』


「真面目にやってきたこと!」





真面目は真面目でいいと思うんだけどなー





『何で急に真面目になんかなったわけ』


「そんなの、振り向いて欲しいからじゃん」









「Aちゃんのことが好きだからに決まってるでしょ」





『はぁ!?』





何言ってんのコイツ。


今まで私のことが好きなんて素振り1つもなかったのに。


さすがにこう告白されると恥ずかしい…





「赤い、何照れてる?

及川さんに告白されて照れてる??」


『うっさい!やっぱ前の方がいいっ!』


「え」





嘘だろと言わんばかりの顔をする及川。


そんなのも、嫌いではない。





『私、いつもの及川が好き』





『及川が及川であってよかったよ』


「何それ好きってこと?」


『違うに決まってるじゃん』


「えー…」


『でも好き』


「…っ!」






及川がそう私に伝えて来たのは









7月20日だった。

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ルミナス - 花も松も乗るなwwww (2023年1月21日 19時) (レス) @page2 id: d82d2213ef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:よーぐる | 作成日時:2017年7月20日 16時

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