タメ口と死にたがり 其の二 ページ10
「それにしても…なんで挨拶、返してくれなかったんですか？」
やっと落ち着いた私は、二人にそう尋ねた。
na「いや…ちょうどあの時さ、Aのこと話してたんだよね」
私のこと？
kr「Aってさ、俺達全員に敬語で話してるじゃん？
血は繋がってないけど、家族なんだからさ
もっと気軽に接してくんないかなって話してたんだよ」
「気軽に…というと？」
kr「夢主の旧友と話してた時みたいにさ、タメ口で。」
タメ口…
「い、いやいやいや。無理です。」
na「なんで？」
「夢主の旧友ちゃんと皆さんは違うじゃないですか、なんか。
それにもう、敬語で定着したっていうか」
na「いいってそんなん」
「何も良くないです」
kr「一回だけでいいからほら、呼び捨てで呼んでみてよ」
「無理ですって」
お互い全く譲らない。
ふとNakamuさんが何かを考えるように顎に手を添えた。
そして何か思いついたのか、「そうだっ」と声を上げた
そして私に近付き、耳元で囁いた。
na「呼ばなかったら、あいつらの前でお前のコト喰ってあげる。
……ハジメテだし、痛くはしないよ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 213人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「実況者」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒灰白有無％(プロフ) - 2年くらい前に読んでずっと探していた作品でまた読むことができて嬉しいです！本編もAnother storyもどちらも,いい話でとても素敵ですし凄く面白かったです！偽りの人気者の方も読み返して来ます！！本当にとても感動しました。また読み返しに来たいと思います！ (7月27日 22時) (
レス) id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
Chihiro(プロフ) - 今日見つけて全て一気に読んでしまいました！すごく感動して今涙涙って感じです…見つけるのが遅くなってしまってすみません！！この物語今後も読ませていただきます！！！ (2022年7月28日 8時) (レス) @page29 id: 2963a533a4 (このIDを非表示/違反報告)
白黒ぐも(プロフ) - 初コメ通ります！この物語好きｨｨｨｨｨｨ(奇声)← (2022年3月18日 16時) (レス) @page29 id: 2ce3047e1b (このIDを非表示/違反報告)
あずきのもち(プロフ) - 一年以上前の作品に失礼します!とても素敵な作品をありがとうございました!結局恋愛はなかったんすね...() (2021年11月6日 12時) (レス) @page29 id: 54d9d03467 (このIDを非表示/違反報告)
竹丸 - 遅くなりましたが、Another story おめでとうございます！これからも応援します！！神の域を越していてもうなんと呼べば良えのか、、、 (2020年9月28日 23時) (レス) id: e7d16e189e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：カルネチカ | 作成日時：2020年7月17日 18時
