黄緑担当です。9

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「無いけどね〜
予習はたくさんしてるっ！！」


「ははっ、予習かよ」


すると、ななもり。の横に
居なくなったジェルは

「君、かわいいね〜」と
次々の女の子に話し掛けている。

ななもり。も便乗するように

「君、かわいいね
寿司おごるよ？

おごっちゃうよ〜？？」と

1万円札を出しながら
キメ顔をしている。

相手も何故かキュンっと
ときめいていた。


「わっ…変な人いる…
Twitterで拡散しよ…」


「うううう…なーくん…」


そんなななもり。を見ていた

P丸様はスマホを持ちながら
写真を撮っていて、

きみは不安そうな顔で
ななもり。を見ているだけだった。


＿＿＿＿＿＿＿＿


「ジェル、何してんの？」


「あ、遠井さん…」


「あんた、他にやる事ないの？」と
浮き輪を持ちながら

ジェルをゴミを見るような目で
見詰める遠井。


「あー、もぉ遠井さんでいいや
君、かわいいね〜俺と遊ばない？」


「「もぉ、遠井さんでいいや」つったか？
お前…潰すぞ？」


遠井とジェルのやり取りを見ていた
きみは大声で「ジェルくーん！！」と

困ったような顔で言っていた。

顔の原型を留めていないジェルの横に
きみが背中を叩いている。


「遠井さん！！！

ジェルくんとななもりさんが
数うちゃ当たれ精神でナンパしてる〜」


すると、ななもり。は今度は
またもキメ顔で

「え、君かわうぃ〜ね！！」と
ナンパしていた。

相手はスクール水着を着ている
尾宅の姿だった。


「俺と遊ばない？？
寿司、おごるよ？☆」


「あの〜…すいません…
ちょっと困りますぅ…」


二人の様子を見ていた遠井は

「ななもりくん
またメガネかコンタクト忘れたな」と

納得しているような表情で見ていて、

きみは「なーくん…」と
明らかに心配していた。


「ちょっ！！てめぇ！！！
誰にナンパしてんだ？

コラァイテこますぞ？！？！
おらぁああ！！！！」


「なーくううううん！！！！」


ももちゃんに締められている
ななもり。にきみだけが、

叫びながらななもり。の所へ
向かおうとしていた。


「遠井さん胸ちっさ…」


「んふふ」


そう言った遠井は
P丸様を殴って爆発までさせた。

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