○With rinu ページ41
✻
「…で、どうです？
オーディションだけでも…」
「あ…か、考えさせてください」
とある事務所から
メールでいきなりスカウトされて、
どういうのか少しワクワクしてたけど、
まさか声優のスカウトとは…。
でも、まぁ俺って声イケボだし、
女声(カスカス)も出せるし、
「いけるんじゃね？」って
自分に酔ってたけど、
冷静に考えてみれば、
大物の声優さんや新人の声優さんって
全部努力で叶ったようなものだ。
いっぱい苦労してこその夢が
こんな俺が簡単にスカウトされて
良いのだろうか。
俺一応在宅ワーカーだし、
今こそ忙しいのに…。
最近、アイツにも悩ませてるし…。
＿＿＿＿＿＿＿＿
「…えー？何で俺なの？」
「声優といえば莉犬くんじゃん？」
「やめてよ」
って言いながらもちゃんと
話を聞いてくれる莉犬くん大好き。
相談料としてちゃんと
タピオカも奢ったんだ。
「んー…きみくんは優しいなー…」
「でしょ？」
「ええ…うっざ」
「え」
莉犬くんの言葉も冗談だろうけど、
口悪いことも知っているけど…！
俺もドヤ顔で言ったのも悪いんだ。
お互い様だお互い様。
「きみくんって頼み事とかって
断れないケース多いよねー…」
「…え、そうなんだ…」
よく分からないけど、
周りから見られたらそうなのかな…。
でもまあ、思い当たる節はある。
「掃除変わってー？って言われたら
断れないタイプでしょ？」
「人によって変わるよね」
「あ、そーなの」
俺の返答に莉犬くんは
肘を付きながら
タピオカミルクティーを飲んでいく。
めちゃくちゃ仲の良い友達とかは
「良いよ」ってなるけど、
そんな仲の良い友達とかは
気分によって変わってた気がする。
今考えると俺最低かな。
「きみくんの好きなようにすれば
良いと思うけどねー…」
「…その返答に困ってるんだよ…」
断ろうとしても、
どう言えば分からないし、
引き受けたとしても、
プレッシャーとかに弱いし、
まだどっちにするか
決めれてないんだよね…。
相変わらず優柔不断な自分を
呆れて思いながら、
ミルクと砂糖の入ったコーヒーを啜る。
「まず､きみくん演劇とか経験ある？」
「全く、運動一筋だったから」
「…あー、なるほどね…」
小学校に学芸会とかあったけど、
台詞とか覚えるの面倒臭くて
木の役とか喋らない役
やってた記憶しかない。
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びたー(プロフ) - るんかさん» いいえ！いいえ！大丈夫ですよ！はい！…そう言ってくれるとめちゃくちゃ嬉しいです…ありがとうございます！なるべく無理のない更新を心掛けます！ (2020年11月14日 22時) (
レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
るんか - びたーさん» お返事遅れてしまいすみません... 気分転換できたんですね。良かったです！無理せず適度な投稿をしてください！ (2020年11月14日 17時) (レス) id: c4fe7359d3 (このIDを非表示/違反報告)
びたー(プロフ) - KOKESI(こけしくん)さん» ごめんね…！ありがとう！ (2020年11月13日 23時) (レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
KOKESI(こけしくん)(プロフ) - びたーさん» あ、ありがとう！イラスト集にはらせていただきます！！ (2020年11月13日 23時) (レス) id: 33ecba25f2 (このIDを非表示/違反報告)
びたー(プロフ) - KOKESI(こけしくん)さん» え！？謝らないで良いよ！！寧ろ嬉しい！もし、送れたらURLをコメントに貼るか、それかイラスト集に出すなら、そこで保存して貼っておくことも出来るよ！自分の好きなようにしてくれ！ありがとー！ (2020年11月13日 23時) (レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びた一 x他2人 | 作成日時：2020年10月16日 23時
