◎ ページ24
✻
「あ、きみくん。おはよ」
「……あ、うん」
吐き疲れてあのまま寝てしまい、
今日はすとぷり会議があるのを思い出し、
家を出て駅に着いて、
電車を待っているとさとみくんに会う。
「おはよう」と返せないまま
会話は終了する。
「珍しいじゃん、元気ない？」
「いや…ちょっと昨日から怠くて…」
「仕事溜まってんの？
頑張るのも良いけど程々にな」
さとみくんの言葉に
「うん」と言いながら頷く。
実際は仕事ではなく
溜まっていたのは作業の方。
…なんて言い返す気力もない。
「一応メンバーにも言っとくわ」
「ありがとう」
俺の背中を擦りながら
着いた電車に乗っていく。
こういう紳士なところ
そういうところがモテるんだろうな。
実際モテてるけど。
「これで俺の遅刻見逃してくれんかな」
「それなーくんに言ったろか」
「やめて」
＿＿＿＿＿＿＿＿
「大丈夫？
辛かったら言ってね？」
「…うん」
何とかころんくん家に辿りついて、
言葉通りにさとみくんは
なーくんや他のメンバーに
体調が悪いことを説明してくれた。
昨日より怠くなって正直ヤバい。
「きみくん…大丈夫？」
「あ、ごめっ…」
机に伏していると、
隣にいる莉犬くんに
身体を揺すられる。
咄嗟に謝ってしまい、
自分もどうしたら良いか分からない。
のどかわいた…あつい…。
…そういえば、水っていつ飲んだっけ。
＿＿＿＿＿＿＿＿
「っ、ん」
「あ、気付いた。大丈夫？」
「…ジェルくんか」
一瞬ボヤケて誰か分からなかったけど
ジェルくんは俺に微笑みかけながら
「大丈夫」と心配してくれた。
…此処、ころんくんのベッドか。
何か迷惑掛けちゃったな。
「さとちゃんから聞いたけど
まさかここまでとはな…」
「面目ないね…」
呆れて言うジェルくんから
水を貰って、それを飲みながら
苦笑いをする。
「ジェルくん…どっ…」
とやって来たのはころんくんで
俺を見るなり固まる。
「は、はろー…？」
なんて疑問形になって挨拶をする。
ズンズンと部屋に来るころんくんは
俺の目の前に来るなり長い溜め息を吐いた。
「あのさぁ…」
「…ころんくん怖いよ」
明らかに不穏な空気になりそうなとき、
これはヤバいと悟ったジェルくんも
「ころちゃん落ち着きいよ」と
ころんくんの肩を叩いていた。
…ありがとう、ジェルくん。
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びたー(プロフ) - るんかさん» いいえ！いいえ！大丈夫ですよ！はい！…そう言ってくれるとめちゃくちゃ嬉しいです…ありがとうございます！なるべく無理のない更新を心掛けます！ (2020年11月14日 22時) (
レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
るんか - びたーさん» お返事遅れてしまいすみません... 気分転換できたんですね。良かったです！無理せず適度な投稿をしてください！ (2020年11月14日 17時) (レス) id: c4fe7359d3 (このIDを非表示/違反報告)
びたー(プロフ) - KOKESI(こけしくん)さん» ごめんね…！ありがとう！ (2020年11月13日 23時) (レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
KOKESI(こけしくん)(プロフ) - びたーさん» あ、ありがとう！イラスト集にはらせていただきます！！ (2020年11月13日 23時) (レス) id: 33ecba25f2 (このIDを非表示/違反報告)
びたー(プロフ) - KOKESI(こけしくん)さん» え！？謝らないで良いよ！！寧ろ嬉しい！もし、送れたらURLをコメントに貼るか、それかイラスト集に出すなら、そこで保存して貼っておくことも出来るよ！自分の好きなようにしてくれ！ありがとー！ (2020年11月13日 23時) (レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びた一 x他2人 | 作成日時：2020年10月16日 23時
